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【Pancrase266】久米鷹介<02>「自分を伸ばすことができる試合を」

Takasuke Kume【写真】久米が加わったことで、パンクラス・ライト級の層は一段と厚くなる(C)MMAPLANET

26日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されたPANCRASE 266で、2年10カ月振りの国内復帰戦となった奥野‟轟天゛泰舗で完全勝利を挙げた久米鷹介インタビュー後編。

韓国での経験を活かし、かつヒジ打ちという新しい攻めも見せた久米に、今後に関して尋ねた。
<久米鷹介インタビューPart.01はコチラから>

──今日の試合ではトップからヒジも落としていましたね。

「グラウンドでヒジ有りのルールは初めてだったのですが、自分のなかでは寝技の延長として捉えていた部分はありました」

──特別なことではなく、ポジショニングと一体化しているということですね。それにしても、上手く使えましたね。

「ハイ。発さんからも『ヒジ打ちをイメージしておくこと』ってアドバイスを貰っていたんです。実戦でないと、エルボーは練習ではあれだけ思い切り落とすことはできないので。グラップリングのなかで軽く入れたり、普段はそういう練習しかできないのですが、試合前にはサンドバッグでも顔に見立てて、イメージを増幅させてトレーニングしてきました」

──つまり、ケージでの戦績は積み重ねてきた久米選手ですが、ユニファイド・ルールは今夜の試合が始めてだったわけですよね。

「今日、戦ってみてグラップリングでコントロールできればヒジ打ちは使える。コントロールできれば落とせるモノだと体感できたので、それは収穫だったと思います」

──パンクラス・ライト級戦線はワールドスラム優勝の北岡悟選手がいて、5月31日に徳留一樹選手がJJ・アンブローズと戦います。

「アァ……ハイ。どうなんでしょうか……、どうなっても今、パンクラスで戦っている強い選手と戦わせてもらえるのではないでしょうか。誰と戦いたいというのではなく、誰と当たってもその選手にぶつかっていけば、自分を伸ばすことができる試合を組んでもらえると思います」

──試合内容というのは、相手があってのもので本当に変わってくると改めて実感することができました。久米選手のテイクダウン能力は北岡選手や徳留選手と比較すると、一枚下という風に見ていたのですが、対戦相手の圧力によって試合で見られる成果も違うということですね。

「プレッシャーの違いは感じましたが、やはり韓国で戦ってきた選手たちに通じるだけの力をつけないといけないです。今日の試合では作戦通り、自分のやりたい試合にはめ込むことができました。ヒジ打ちが使えたのも、組みでプレッシャーを掛け続けることができたからですし。その点は良かったです。同時に韓国で戦ってきた選手に掛けられたようなプレッシャーのなかで、今日のように戦うことができるのか。そこまでの手応えは掴めていないです。

打撃も奥野選手が止まっていると、自分も止まってしまっていました。あそこも修正していかないと。冷静になっている部分と、ガッと入ってしまった部分、どちらもありました」

──ただ、パンチを被弾してカッとなるような場面、とにかく打ち返すというやみくもな打ち方はなかったように見えました。

「そこは大丈夫でした。それも一発貰うと危ないと感じるなかで冷静に戦えるのかは分からないです。バックキープでも、グラウンドで支配しないといけない──という精神状態のなかで、今日のように固執せずに先に先に動くという試合ができるのか。今回の試合では練習通りに戦えたのですが……」

──久米鷹介バージョンの無限ループですね。

「それは北岡さんの戦い方なので、パクれないです(笑)」

──今後はパンクラス一本で戦う予定ですか、それともROAD FCに出ることも視野に入れているのでしょうか。

「それはオファー次第ですね」

──おっ、上から目線の発言ですね(笑)。

「ち、違いますッ!! 違います、あのう……。僕はいつでも……、オファーを出していただいたところで戦います」

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