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【UFC FOX05】一つの時代に終止符、マクドナルドがBJに完勝

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
Def.3-0:30-26, 30-26, 30-27
BJ・ペン(米国)

前に出たBJが、シングルからドライブ。マクドナルドが体を入れ替え、エルボーを見せる。すぐに組みつき直したマクドナルドだが、ワキをさせずパンチを打ちながら距離を取りなおす。スーパーマンパンチからロー、距離を取って左ジャブを伸ばすマクドナルド。BJも左ボディを返す。

マクドナルドは右ローから、右ハイを見せ、前に出てくるBJの顔面に右前蹴りを蹴り込む。距離を取ったBJは右オーバーフックを繰り出すと、ファンは大歓声を送る。前に出るBJは、シングルからテイクダウンを狙うも、マクドナルドはヒザをついた状態から立ち上がる。逆にBJをケージに押し込んで、右エルボーを打ちながら距離を取ったマクドナルド。

BJはマウスピースを吐きだしそうになる。マクドナルドのシングルは切ったBJだが、残り1分になり左エルボーを受けると、バランスを崩す。マクドナルドはそこに左ハイ、ブロックし距離を取ったBJがボディを返す。右ハイから飛び込んで右エルボーを放ったマクドナルドは、左エルボーを見せて距離を取り直し、初回をモノにした。

2R、セコンドに「目を覚ませ」とカツを入れられたBJだが、左ジャブを受け距離を取れない。ケージ際でパンチをまとめたマクドナルドが、前蹴り、左フック、そして右ストレートとBJを攻め込む。マクドナルドは左ジャブを2発打ち込み、右ミドルを放つ。BJも左から右を伸ばすと、再び右をヒットさせる。前蹴りでケージ際まで下がったBJは、左を放って前に出るが、左ミドルからボディを受け動きが完全に止ってしまう。

ボディの連打、ハイキックで攻め込むマクドナルド。顔面にも左フックをヒットさせ、マクドナルドが一方的に攻め込む。マクドナルドのボディに体をかがめるBJ、右ストレートを受け右を出すところで、カウンターのエルボーを受ける。ジャブを避けることができないBJに対し、足を細かく動かし挑発行為に出るマクドナルド。残り40秒でテイクダウンを決め、BJはガードを強いられたまま2R終了のホーンを聞いた。

最終回、右を放ちながら組みついたBJがシングルでテイクダウンを狙うが倒し切れない。結局、自ら足を放したようなBJをマクドナルドがケージに詰める。ブレイク後、左ボディフックを決めたマクドナルド、後回し蹴りは空を切りバランスを崩したが、BJはそこで攻勢に出られない。

その場跳びのスーパーマンパンチを入れたマクドナルド、シングルで組みつきすぐに離して右を放つ。ノーガードで挑発するマクドナルド、BJは左を見せるが勢いは感じられない。残り90秒、組みついてケージにBJを押し込んだマクドナルドは、ブレイク待ちのように動かない。

ブレイク後、左ジャブから右ハイを放ったマクドナルドは、時間経過を待ちながら隙があればパンチを放っていく安全策に。残り15秒、左ボディフックから足を使うマクドナルドは、最後にその場跳びのスーパーマンパンチからローを入れ、前蹴りを決めたところでタイムアップに。全く良いところがなかったBJは、フルマークで敗れ去った。一つの時代の終了を告げる判定勝ちにマクドナルドは、BJ戦を振り返るよりも先にカーロス・コンディットとの再戦を要求し、「どの試合も大切な試合だ。彼は僕のヒーローだけど、ケージに入るとターゲットでしかない」と試合を振り返った。

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