【UFC FOX05】グスタフソンがスタミナ&足を使ってショーグンに圧勝
<ライトヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・グスタフソン(スウェーデン)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-26
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
ロー、左ジャブからアッパーを繰り出すグスタフソンに対し、距離をとってローを見せたショーグン。しかし、30秒経過したところでパンチを受けてダウンを喫する。ガードを取ったショーグンはヒールホールドから、足を引抜こうとしたグスタフソンのバックを取ってケージに詰める。
そのままトキーニョ流のヒールを見せたが、ここはクラッチが甘くすぐにグスタフソンが立ち上がる。打撃の間合いから前に出てきたショーグンに差し上げテイクダウンを奪ったグスタフソンは、スタンドで待ち受けたが右を受けて尻餅をつく。バックを許しながら立ち上がったグスタフソンは、胸を合せるとアッパーからヒザを突き上げる。
残り2分、ショーグンの右にヒザ蹴りを合せたグスタフソンは、ローを受けても前に出る。ショーグンも首相撲に捉えようとしたが、振り払ったグスタフソンは右を放つ。ショーグンも右を返し、ローを蹴り込む。グスタフソンは組みついてショーグンをケージに押し込むと、ハイクラッチからダブルへ。ショーグンの首相撲を跳ね除けたところで初回が終わった。
2R、ワンツーを放ちながら前に出るショーグンは、さらに右を打ち込み、左で追撃をかける。出入りの激しいファイトを心掛けながら、出るところでパンチを被弾するグスタフソンは、組みついてドライブ。ブレイク後、左ボディフックで前に出たショーグンは、ペースを譲らない。しかし、パンチから組みついたところで逆にトップを奪われたショーグンは、左のパウンドを受ける。
自らスタンドに戻りショーグンを待ち受けたグスタフソンだが、右を顔面に被弾する。残り2分、ショーグンの右にテイクダウンを合せたグスタフソンだが、すぐにガードから左ワキを差したショーグンが立ち上がる。
ケージ際で細かいパンチを見せるグスタフソンは、足払いでテイクダウンを奪う。立ち上がり際にパンチとヒザを受けたショーグンは、アッパーから右ヒザをアゴに食らう。それでもワンツーからスリーフォーとパンチを繋げ前に出るも、グスタフソンは距離を取りパンチを受けない。微妙に距離を外すグスタフソンが、打撃でも攻勢に出始めた試合は最終回へ。
右を打ち込み、テイクダウンからスクランブルの攻防のなかでバックを取ったグスタフソンは、ヒザ十字狙いを察知して、パウンドを落す。試合がスタンドに戻ると、左に回りながらショーグンの前進を避けたグスタフソンは、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。
右エルボーを2発落としたグスタフソンは、ここでもスタンドでショーグンを待ち受ける。左ジャブから右ストレートを伸ばしたグスタフソンは、差し上げテイクダウンからショーグンの立ち上がり際にヒザを蹴り込む。
ケージ際を横に回りカウンター狙いしか動けなくなったショーグンに、左ジャブを伸ばし組みついて、肩パンチを突き上げるグスタフソン。ショーグンのヒザは勢いがなく、ブレイクが命じられる。テイクダウンからパンチと動き続けるグスタフソンの右前蹴りが、ショーグンの顔面を捉える。サークリングを繰り返すショーグンは、前に出ても組みついて勝機のあるはずだった乱打戦に持ち込めない。ショーグンがテイクダウンを許したところでタイムアップを迎えた。
結果、30-26もつくフルマークでグスタフソンが圧勝、3Rをフルに動き続けることができるスタミナと足を使うファイトが、ライトヘビー級までも浸食するようになってきた。