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【UFN58】負けられないブラジル決戦、佐々木憂流迦×レアンドロ・イッサ

Issa vs Ulka【写真】過去日本人には1勝1敗のイッサ、憂流迦はブラジルという場所での試合でどれだけコンディションが整えられているかも、この試合の大きなファクターとなる (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ブラジルはサンパウロ州パルエリのジナーシオ・ジョゼ・コヘイアで、UFCにとって2014年最後のイベントとなるUFC Fight Night 58「Machida vs Dollaway」が開催される。今年、実に45度回目となる大会には日本から佐々木憂流迦が出場、レアンドロ・イッサと対戦する。

8月のマカオ大会でローラン・デロームを相手に66秒、RNCで一本勝ちでUFCデビューを果たした憂流迦。前回大会では、本名の佐々木佑太の名前で出場していたが、今回からは日本と同じように、ULKA SASAKIの名で戦うこととなった。対戦相手のイッサはイヴォルブMMA所属の柔術家で、2004年には世界柔術茶帯フェザー級で優勝している。ちなみにこの年の茶帯はルースター級でサミュエル・ブラガ、ライトフェザー級では現UFCフライ級ファイターのウィルソン・ヘイス、ミドル級でアンドレ・ガルバォン、ミッドヘビー級でホムロ・バハルが優勝と当たり年だった。

──閑話休題。イッサはサンパウロのリーガ柔術から、リオのゴルド柔術へ移籍し実力が開花。ハファエル・ドスアンジョス、ソロパベル・モレイラらと共にMMAの道へ進んだ。その後、シンガポールのイヴォルブMMAへ移籍し、シンガポールへ移り住む。OFCの前身マーシャルコンバット、そしてOFCでキャリアを積み、残念ながらOFC世界バンタム級のベルトを巻くことはできなかったもののMMA戦績10勝3敗の時点で、シンガポール大会に合わせてUFCと契約した。

その時はラッセル・ドーンに敗れたものの、7月にジュマビエク・トルスンを相手に腕十字でオクタゴン初勝利を挙げた。過去、日本人とはフューリーFCで大塚隆史に敗れ、OFCで今成正和に勝利している。道着を着た純粋ブラジリアン柔術はめっぽう強い、グラップリングも相当の腕前だろう。ただし、MMAになると寝技の強さが発揮できるかといえばそうではない。イヴォルブでムエタイを学び、ローなどは相当の威力を持つようになったが、イッサはやはり打撃の攻防は苦手としている。結果、パンチを被弾すると遠い距離から低い姿勢のテイクダウン狙いが多くなる。

寝技の展開に持ち込んでも、ここで仕留めなければという意識が働くのか、力が入りスタミナを疲弊することもしばしば見られた。つまり憂流迦としては、スタンドでどのようなプレッシャーが与えられるのかが大切になってくる。彼もまた、もとはレスリング+極めのグラップラーだ。イッサも憂流迦のデータは頭に入っているだろう。グラップル勝負、臨むところというイッサがたじろぐような打撃を入れることができるか。また、東京に生活の拠点を置くようになった最大の理由であるフィジカルの強化=姿勢の見直しという点で、どこまで進化が見られるのか。

立ち技で圧力を掛ければ、イッサが逃げのテイクダウンを狙うようになり、得意のバックチョークへの道が大きく開いてくる。ランクの上下はあるとはいえ、田中と水垣が前回の試合で敗退、金原正徳が負傷箇所の手術から復帰に向けている最中ということもあり、日本で最も層の厚いバンタム級にあって、憂流迦への期待度は高まっている。イッサは決して弱くない。ただし、憂流迦にはここで躓いてもらっては困る──そんな、必勝を期したブラジル決戦となる。

■UFN58対戦カード

<ミドル級/5分5R>
リョート・マチダ(ブラジル)
CB・ダラウェイ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ヘナン・バラォン(ブラジル)
ミッチ・ギャグノン(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
パトリック・カミンズ(米国)

<ライト級/5分3R>
エリアス・シウヴェリオ(ブラジル)
ラシッド・マゴメドフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)
マイク・ローデス(米国)

<フェザー級/5分3R>
トム・ニーニマキ(フィンランド)
ヘナト・カルネイロ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
マルコ・ホジェリオ・リマ(ブラジル)
イゴール・ポクライェク(クロアチア)

<ミドル級/5分3R>
ダニエル・サラフィアン(ブラジル)
アントニオ・ドスサントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ハクラン・ディアス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
佐々木憂流迦(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マーシオ・アレシャンドリ(ブラジル)
ティム・ミーンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴィトー・ミランダ(ブラジル)
ジェイク・コリアー(米国)

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