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【OFC18】岡嵜康悦 「ビビアーノと戦い創造のキャパが広がった」

2014.07.11

Koetsu Okazaki

【写真】大会前夜、酸素カプセルに入りリフレッシュ。あとは試合を待つばかりとなった岡嵜康悦。計量時点でサーデュラエフと体格差はそれほどなかった(C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)に台湾・タイペイのTNUスポーツアリーナで開催されるOFC18「War of Dragons」でユーサップ・サーデュラエフと対戦する岡嵜康悦。彼自身が気に留めていなかったが、昨年OFCで2試合を経験しているが、年間2試合を戦ったのは2007年以来、実に6年振りだった。

そんな独特なキャリアの重ね方をしてきた岡嵜が迎える大一番。大会前夜にサーデュラエフ戦への想いを訊いた。

――改めて岡嵜選手のキャリアを振り返ると、2013年は6年振りに年間2試合を戦っていたんです。

「そうなんですか、知らなかったです(笑)。1、2回ほどはケガとかもあって戦えないことがあったので、年間1試合とか、そんなに意識していなかったです」

――昨年5月のビビアーノ・フェルナンデス戦、嫌な見方かもしれないですが、負けても評価が下がる相手ではなかった。対して、12月のジョシュ・アルバレスは勝っても評価が上がる相手ではなかった。そんななか、今回のサーデュラエフ戦は、勝敗で評価がハッキリと分かれる試合になると思われます。

「その通りだと捉えています。今、海外で1勝1敗、ここで勝つか負けるかで大きく違ってきます。DREAMとかで定期的に戦ってきて、浮き沈みの少ないキャリアを重ねて来ているベテランが相手ですし。試合映像を見ても、四つからの河津落としのような投げが得意で、実際に外薗(※晶敏。元修斗世界フェザー級王者=引退)さんに組んでもらったりしたら、意外と対応しづらい技なんですよね」

――MMAではあまり見られない技です。投げられたあと、勢いをつけて上を取り返しづらい技にも見えました。

「そうですね。足を掛けられているので、転んだ後もコントロールされてしまうこともあります。そこに対応する練習もしたことがなかったので、全く新しい技です。大切になってくるのは、止まった時にガチっと組んできて、そうなると大抵の場合が投げられているんで、その態勢に持ち込まれないことですね」

――そういうなかでは打撃が大切になってきます。ビビアーノ、アルバレスと圧力の強い選手との対戦が良い経験になっていますか。

「プレッシャーはやはり違うんですけど、僕は円の動きで戦っているので、ステップバックするときなどリングとケージの差が大きくて、ケージは戦いやすいと感じています。攻める時も別にガンガン前に出て、相手の攻撃を受けても前に出るっていうタイプでないので、そっちでは影響が少なく、ディフェンス面でケージの方がやりやすいですね」

――吉鷹理論で打撃を使う選手には、ケージは持ってこいですか。

「ハハハ、そうかもしれないです。攻めるときは一瞬入って、また動くので。リングよりもケージの方が、僕は自分の特性が生かせると感じています」

――ところで5月のビビアーノ×上田将勝戦は見られましたか。

「ハイ、2人とも戦っているのですが、やっぱり圧力が違うって改めて思いました。ビビアーノ戦を経験したことで、他の試合が楽になるということはないのですが、自分の創造のキャパシティが大きくなりました。ビビアーノと5R、タイトルマッチで初めてのケージと色々と考え、自分のキャパを最大限にしないといけなかったので、他の相手はその創造の範囲内に収まってきます」

――これまでの2試合はフィリピンのマニラでした。今回はタイペイです。もうアジアで戦うことは慣れましたか。

「フィリピンはホテルに汗をかける環境が整っていなくて、ジムに行くのも大渋滞だし、その点ここはホテルにサウナもジムもありますし、マニラよりも環境は良かったです。フィリピンは別世界だけど、台湾は日本と似ていますしね。お客さんの反応はどうでしょうね? フィリピンの人は皆、格闘技が好きな感じだったので、台湾の人はどうなのかって思っています」

――今大会はパブリック計量がなかったです。試合前日にああいうPRの場がないのは、楽ではなかったですか。

「ビビアーノは朝の計量の時と、夜のパブリック計量の時で完全に別人みたいに大きくなっていて、そういうのを見なくて済むのは精神的に良いですね(笑)。2階級ぐらい上やろうって。サイン会とかない方が休めますが、PRも仕事なので。契約に含まれていますし。でも、まぁない方が楽は楽です」

――OFCは層も厚くなってきていますし、今後の向けても明日の試合頑張ってください。

「ハイ。ありがとうございます。頑張ります」

■ ONE FC18対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ロブ・リシタ(豪州)
エリック・ケリー(フィリピン)

<ライト級/5分3R>
安藤晃司(日本)
ハファエル・ヌネス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
岡嵜康悦(日本)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイク・バトラー(米国)
ムハンマド・アリ(エジプト)

<ヘビー級/5分3R>
ポール・チェン(台湾)
マムード・ハッサン (エジプト)

<ヘビー級/5分3R>
ペリー・ルイス(英国)
アラン・ンガラニ(香港)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ミンヤン(台湾)
ニコラス・リー(シンガポール)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・フアン(台湾)
バラ・シェッティー(インド)

<ライト級/5分3R>
レイナー・キンシオン(マレーシア)
ジエ・チャンチェン(台湾)

<フェザー級/5分3R>
ネイサン・アン(香港)
フロリアン・ギャレル(フランス)

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