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【UFC136】エドガー大逆転劇でライト級王座死守

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]フランク・エドガー(米国)
Def.4R3分54秒 by TKO
[挑戦者]グレイ・メイナード(米国)

ケージ中央で睨みあった両雄。まずはジャブで牽制したエドガーが左ローを放っていく。低い姿勢で、その狙いがパンチかテイクダウンか判断が難しいメイナードに、エドガーのワンツーがヒット。さらに右ストレートを伸ばす王者は、低い姿勢を取ろうとする挑戦者のアゴの下からパンチを突きだす。

組み付いてドライブした王者は、自ら距離を取り、メイナードが出てきたところにパンチを合わせようとする。左ハイを見せた挑戦者は、チャンピオンの脇をすり抜けるような位置からパンチを決めると、これでエドガーの動きが止まる。

パンチ、ヒザを入れるメイナードは、攻め急ぐことなく、前に出てきたエドガーに右を打ち込み、前方にバランスを崩させると、立ち上がって左右のフックを決める。すると、右アッパーを見せたメイナードの二段蹴りのような飛びヒザがヒットし、テイクダウン狙いの王者の顔面が真っ赤に染まる。前回同様、圧倒的に1Rを攻めたメイナードが、王者を追い込んで最初の5分間を戦い抜いた。


2R、左斜め前に移動しようとするエドガーを先回りするメイナード。右パンチを出して、脇をすり抜けるようなMMAボクシングを見せる。打てば、もうその場所にはいないメイナードにエドガーも脇をすり抜ける動きを見せる。

シングルのフェイントから、ストレートを繰り出す王者は右フックをヒットさせるも、左ハイを見せたメイナード。両者は距離を測りながら攻め時を探していく。ダブルレッグで組み付いたエドガーだが、タイミングで倒せないと見ると、すぐに距離を取る。

左ジャブから右ハイ、メイナードは呼吸を整えるためか、このラウンドの動きは少ない。王者の左フックがヒットし、メイナードの右フックは空振りに。メイナードが前に出ようと距離を詰めたところで2Rが終了した。

3R、左ジャブ、左ローを放つ王者。挑戦者の右は、またも空を切る。メイナードは右アッパーを見せるが、スピードを取り戻した王者を捉えることができない。逆に右ローで姿勢を崩した王者がシングルレッグに入る。

メイナードも頭を押してテイクダウンを許さず、極度に緊張感のある攻防が続く。体を右に振りながら左ストレートを出す王者は、続いて左に回りながら右を見せる。メイナードの左をよけて、右を打ち込むエドガーだったが、テイクダウン狙いには距離が遠い。

すると、エドガーにしては力の入ったローを放ち、前に出ないのか、出られなくなったのか、対するメイナードは、フットワークや打ち抜く動きが減り、アッパーも踏み込みがなく、拳だけが前に出る。

4R、左ジャブから右を打ち込む王者。挑戦者の足が、再び動き始める。ニータップから、アッパーを見せたエドガー、テイクダウンは餌かパンチの精度が上がってくる。抜群のタイミングでメイナードがダブルを見せたが、逆にパンチで前に出る王者。メイナードもまた右で待ち受ける。

左右のローキックに力を入れるエドガーは、メイナードのシングルを切っていく。メイナードの右に、左ストレートを被せた王者。両者は1Rと変わらぬ動きを見せる。すると、ここでエドガーがテイクダウン狙いから、離れ際に右を連打し、ケージに詰まったメイナードに思い切り右フックを叩きこむ。

前方にヒザをついたメイナードの後方から、エドガーが強烈な左のパウンドを連打すると、完全に動きが止まった挑戦者を見てレフェリーが試合をストップ。エドガーが大逆転劇を見せて、「こないだの試合でも1Rは大変だった。きっと、エキサイトな試合にしたいんだろうね(笑)」と、クールに感情を爆発させ、家族やチームメイトと歓喜の抱擁を繰り返した。

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