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【UFC113】コスチェックが判定勝利、盤石の試合運び

2010.05.09

Koscheck■第10試合 ウェルター級/5分3R
ジョシュ・コスチェック(米国)
Def.3R終了/判定
ポール・デイリー(英国)

【写真】テイクダウンを警戒し、低い構えだったデイリーを構わず豪快に倒したコスチェック。デイリーに完勝したが、GSP相手にどこまでやるかという点では何とも言えない…… (C) ZUFFA

いきなりフライングニーを見せたデイリーを、コスチェックは冷静にステップバックでかわす。デイリーの構えが、通常より低く、テイクダウンを警戒しているのは明らか。低い姿勢から、ボディを見せ、顔面へ右を見せたデイリーだが、体が伸びてしまっており、直後のシングルレッグ一発でテイクダウンを奪われる。

すぐに立ち上がろうとしたデイリーに対し、ボディロックからスラムのように抱えあげてテイクダウンを奪ったコスチェックは、バックを奪いに掛る。デイリーは胸を合わせるが、コスチェックがトップをキープし、ペースを握る。フルガードに戻したデイリーが、コスチェックを蹴り上げて距離を作ろうとする。足を掴んだままのコスチェックは、ここで足を払うようにバックに回り、両足をフックしバックグラブへ。デイリーは足を一本戻すものの、構わずコスチェックは首を絞めつけていく。


ここで上体に力が入り過ぎたが、足下が不注意になったコスチェックは、デイリーに立ち上がられてしまう。ヒザをついたまま組みつこうとしたコスチェックに、デイリーが左ヒザを突き上げる。一瞬、額をかすめたように見えたヒザだが、顔面に直撃はしておらず、大きなリアクションでデイリーの反撃を訴えたコスチェックも、すんなりと試合再開に応じる。

直後にコスチェックがシングルレッグから、デイリーをケージに押し込んだところで、1Rが終了した。2R、初回同様に低い構えからパンチの機会をうかがうデイリーだが、コスチェックはオクタゴンをいっぱいに使った飛び込みから、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。

ハーフから右のパウンド&エルボーを落とすコスチェック。パスガードを狙い、そのままパウンドをうかがうが、デイリーはエビを使ってそれを阻止する。ならばとコスチェックはハーフの状態で、エルボー+パウンドを落としていく。再びマウントを狙ったコスチェックに対し、ヒザを押し、ヒップエスケープでポジションを許さないデイリーだったが、顔面にエルボーの連打を受けてしまう。

ケージにデイリーを押しこんだコスチェックは、バックに回り込み、チョークを狙う。バックからパンチを落とし、両足をフックしながら仰向けになったコスチェック。足を一本戻されたまま残り30秒ポジションをキープし、ラウンドを終える。

最終回、デイリーのアッパーで体がのけ反ったコスチェックだが、左のパンチに対し、左へ回り込みながらダメージを最小限に抑える。右ハイで左へ回るのを阻止しに掛ったデイリー、ここでは構えが通常のように腰高になっており、すかさずコスチェックがダルブレッグを仕掛ける。

ケージにデイリーを押しこみ、一度は体を下げることで、向きを変えオクタゴン中央でテイクダウンに成功したコスチェック。ハーフガードからパウンドを落とし、完全に試合を支配する。ロックアップからスイープを狙うデイリーだが、トップレスラーのコスチェックは抜群のバランス感覚を見せ、ここでマウントを奪う。えび、肩ブリッジで態勢を変えようとするデイリー。股間を浮かし、マウントをキープするコスチェックは、ジェイク・シールズを思わせるグラウンド戦を展開する。

ハーフに戻し、潜ろうとするデイリーに対し、思い切り右のパウンドを落としたコスチェックは、そのまま首を固めてトップキープ。北米のファンが好まない試合展開だが、盤石の試合展開を見せたコスチェックはそのまま試合終了を迎えた。

だが、タイムストップにより、レフェリーに試合を分けられたデイリーが、何を思ったかコスチェックにパンチを見舞う。ジャッジ3名が30-27をつけるパーフェクトゲームで勝利を手にしたコスチェックだったが、後味の悪さが残るセミファイナルとなってしまった。

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