【BFC】シーズン2、五輪代表の次は期待の柔術家が参戦
9日(水・現地時間)に4月から始まるBellator Fighting Championshipシーズン2に、米国フリースタイルレスリング北京五輪代表のベン・アスクランのウェルター級トーナメント参戦が公になったばかりだが、10日(木・同)にはジェイコブ・マックリントックの出場が引き続き正式発表となった。
【写真】アリゾナ・コンバットクラブの若きタレント、ジェイコブ・マックリントックは22歳で柔術は既に8年間学んできた。(C) BELLATOR FC
ジェイコブ・マックリントックは14歳で柔術を始め、2007年のムンジアル紫帯メイオペサード級で3位入賞を果たし、04年パンナム、そしてUSナショナルを3度制している。188センチとウェルター級では、かなりの長身の部類に入るマックリントックは、同ジムのオーナーでもあるトレバー・ラリーにムエタイの指導も受けており、07年に弱冠19歳で戦ったMMAデビュー戦ではヒザ蹴りでTKO勝ちを収めている。
その後も勝ち続け、デビュー以来6連勝を飾り、全て1RでKO、もしくはタップを奪っており、これまで最も長く戦った試合が4分59秒と、秒殺を続けているマックリントック。
彼の柔術の師匠であるノヴァウニオンの黒帯グスタボ・ダンタスは「とにかくハートが強い。絶対に勝負を諦めないし、試合に勝つまで動きを止めることがない。これから、マックリントックという名はMMA界に広まり、長く語り継がれるファイターになる」と、その才能に惚れこんでいる。
マックリントック自身「ベラトールFCと契約したことを最大限に生かしたい」と語っており、同時ジム所属のWEC世界ライト級王者ジェーミー・バーナーやTUFシーズン9ウィナーのライアン・ベイダー、シーズン7のCB・ダラウェーらに実力者にと、日々厳しいトーレニングをこなしている。少ない投資で自前のスター選手を生み出したいベラトールFCの思惑にズバリ一致する、21歳のスター候補生だ。