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【UFN161】「UFCが女子MMAの価値を高めてくれた」ミッシェレ・ウォーターソン、最後の難関=ヨアナ戦へ

Karate Hottie【写真】 ウォーターソンは、元米軍ボクシング王者のジョシュア・ゴメスとの間に、一粒種のアヤラちゃんをもうけているママさんファイターだ (C) Zuffa LLC/UFC

12日(土・現地時間)、フロリダ州タンパのアマリー・アリーナでUFN161:UFN on ESPN +19「Joanna vs Waterson」が開催される。メインはヨアナ・イェンジェチック✖ミッシェレ・ウォーターソンの女子ストロー戦だ。

元UFC世界ストロー級王者のヨアナに対する、ウォーターソンはプロMMAデビューが2007年という北米女子MMAパイオニア世代になる。

そして女子MMAの隆盛という時流に乗ることができた存在のウォーターソン。Invicta FCでは世界アトム級王座にも就き、UFCで戦うためにストロー級に階級を上げた。

未だ果たしていないUFC世界王座挑戦に向け、大きなチャンスであり、当然のように困難が伴うヨアナとの一戦を前にカラテホッティーに話を訊いた。


──もう10年ぐらい前になりますが、アバカーキのジャクソン・ウィンクルジョンMMA(※当時はジャクソンズMMA)を取材で訪れたとき、ミッシェレは拳をケガをしていたにも関わらずギブスをした状態で、シャドーやマットワークを多くの男子プロ選手に混ざって黙々とこなしていたことあったんです。

「WOW、そうとう前の話ね。きっとホーリー(ホルム)やジュリー(ケッジー)ぐらしか、女子選手がいなかった頃よね。ケガはこのスポーツにつきものだし、その状況で出来る練習をするのは今も同じよ。ケガを乗り越えて、ファイターはより強くなれるものだから」

──それ以前にムエタイのリアリティTVショー、ファイトガールで注目されカラテホッティーの愛称でStrikeforceに出たあとぐらいだったと思います。

「今もあの頃と同じようにジャクソン・ウィングルジョンMMAに所属して、午前中は必ず皆と練習しているわ。ただ今の私は娘の面倒を見ないといけないし、家にもジムを作っていて。夕方は主人と家で練習することが増えた。それぐらいね、変わったことは(笑)」

──私がジャクソンズMMAを訪れた時、同じ女子選手でもミッシェレはバンタム級の2人に囲まれて、本当に小さかったです。

Waterson「チームは凄く大きくなっているし、女子選手も増えたわ。UFCで戦っているのはホーリーと私だけだけど、インヴィクタFCで戦う準備ができている選手もいるし、日本で戦っていたこともあるセリーン・ハガが今のメイン・パートナーよ。そして、今でもチームで私が一番小さいわ(笑)。だからこそ、チームで色々な研究ができて、私のスピード、テクニック、創造力が備わったスタイルを確立できたの」

──この間、女子MMAのパイオニアとして、ミッシェレは戦い続けてきました。

「凄いことよね。私がMMAを始めた頃、女子選手は試合機会を得ることも簡単ではなかった。でも、今やUFCのメインイベントで戦えるようになったんだから。UFCが女子MMAの価値を高めてくれたと思っている。そして若い女の子たちがマーシャルアーツやコンバットスポーツに興味を持つようになってくれた。彼女たちが大人になって、このスポーツを続けた時の目標になれるよう、私も戦っていくわ」

──素晴らしいです。そんななか12日には先ほど言ったように、メインでヨアナ・イェンジェチックと対戦します。

「過去に経験したことがないぐらい調子が良くて、5Rでも全く問題なく戦えるだけの調整ができたわ。ヨアナはもちろん、チャンピオンシップで5Rの経験が私より多いけど、そんなこと関係ないほど心身ともに充実している。メンタルが本当に良い状態だから、フィジカルもどんどん上がってきた感じね。絶好調よ。

チャンピオンシップに挑むためにトレーニングでも5Rのスパーリングをこなして、心を鍛えてきたから。それに最高のコーチが私に何が必要かを指導してくれている。なんといってもニューメキシコ州アルバカーキという標高1600メートルの街で生活し、練習しているのでスタミナに関して全く心配はいらないわ」

──ヨアナは本当にタフな相手ですが、過去4試合で1勝3敗です。

「もちろん、ヨアナに勝つ自信があるから戦うんだけど、彼女が負け込んでいることは仕方がない。だってストロー級のタイトルマッチで敗れ、一番最近の負けはフライ級王者に挑んでヴァレンチーナ・シェフチェンコが相手だったんだから。

最近の戦績に関係なく、凄く強くてハングリーなヨアナと戦うつもりで私も練習をしてきたから。強いヨアナと戦うだけよ」

──ミッシェレ自身のどこにアドバンテージがあると考えていますか。

「私のゲームには幅がある。ヨアナの試合を見ていると、いつも同じ。彼女にはAプランしかない。私にはプランA、プランB、プランC、D、E、Gぐらいまで揃っている。アハハハハ。これらのプランの説明をしていたら、1日がすぐに終わっちゃうから(笑)」

──ハハハ。それだけ引き出しが多いということですね。どの試合も大切なことは分かっていますが、タイトルショットを手にするためには本当に大切なファイトになります。

「ただ自分の全てをぶつけるだけよ。過去最高のパフォーマンスをヨアナ相手に見せるから。自分らしく戦って、勝利を手にするわ」

──ミッシェレ、ありがとうございます。日本のUFCファンに一言お願いします。

「I LOVE JAPAN。いつか、皆の前で戦いと思っているわ。サポート、いつもありがとう!!」

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