【Bellator228】WBC&IBF世界女子ボクシング王者ナイトが、MMA初陣で圧巻のボディ打ちKO
<女子ストロー級/5分3R>
エヴァ・ナイト(米国)
Def.1R1分46秒by TKO
シャノン・ガワリー(米国)
WBCとIBFの女子世界フライ級王者ナイトのMMAデビュー戦。ガワリーの蹴りに鋭い右を振るっていくナイトが、続くローに右を打ちこむ。組まずに打撃戦のガワリーは右を被弾し頭を下げる。それでもワンツーを返したガワリーは踏み込んでサイドキック、左ハイにパンチを合わせたナイトがパンチを纏める。ガワリーが組んでテイクダウン狙いも、ナイトは切って体を入れ替える。ヒザをボディに突き刺すナイトだったが、ベリートゥベリーで投げ捨てられサイドで抑えられる。
ガワリーはすぐさまマウントに移行し、さらにクルスフィックスへ。ここでナイトは体を起こして上を取り返すがガワリーが三角絞めへ。右腕を伸ばしにいくガワリーに対し、必死にクラッチを組むナイト。腰を切って腕十字へ移行したガワリーを跨いだネイトが耐えきった。
2R、左ジャブを繰り出すナイトが、サイドキックに右ボディを打ち込む。もんどりうつように組みに行ったガワリーは、切られると立ち上がり距離を取る。ローに左を合わせたナイトが組みを再び切り、思い切り右フックを打ちこむ。目を抑えたガワリーが懸命に前に出るが、ナイトは距離を取る。ナイトは蹴り、前進にパンチを合わせいよいよガワリーが追い込まれる。右ローに右スト―トから左フックを当てたナイトが、続いて右フックを思い切りヒットさせる。ダブルに出たガワリーが切られて立ち上がると、ボディを効かされ左ジャブで前進を止められる。
残り2分を切り、ナイトが右ストレート、距離を取って冷静に再び右を当てる。右を打ち抜かれ下を向いてしまったガワリーは、ボディを被弾すると連続でサイドキック、後ろ回し蹴りを繰り出す。慌てずパンチを続けたナイトはラウンドを取り返した。
最終回、いきなり右ストレートを打ち抜いたナイト。さらに左フック、左ジャブと攻撃を続ける。ナイトはケージに詰まったガワリーのテイクダウン狙いを切り、引き込みからの寝技にも付き合わない。スタンドに戻り左アッパー、左ボディを効かせたナイトがテイクダウン狙いを切る。座ったガワリーはスタンドに戻されると、続く左の蹴りに左ボディフックを合わされ声を挙げてしまう。ここでレフェリーが試合を止め、ナイトがMMA初陣をボクシングで勝利した。