【Bellator226】三角絞めでクラックストンを破ったサンチェスが準々決勝進出。「柔術が人生を救う」
<フェザー級ワールドGP1回戦/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
Def.2R4分11秒by 三角絞め
ティワン・クラックストン(米国)
いきなり飛びヒザを見せたサンチェス。クラックストンはかわして左ハイを狙う。サウスポーのクラックストンが、リードフックからダブルレッグを決める。ケージを背にして立ち上がろうとしたサンチェスの顔面を殴るクラックストンが、ボディロックからシングルに切り替える。足を抜いたサンチェスは右ハイも空振りに。クラックストンの左とサンチェスの右が交錯する。直後にダブルレッグで2度目のテイクダウンを決めたクラックストンが、足首を引き上げてサンチェスに背中をマットにつけさせる。
ハイガードのサンチェスは下から殴り、エルボーを打ちつける。担ぎパスに対し、必死に足をきかせて耐えたサンチェスだが、ケージに押し込まれ状態が続く。残り1分でようやく距離を取り直すことに成功したサンチェスが右ミドル、最後の10秒でボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪うと同時にマウント奪取、鉄槌を連打して初回を戦い終えた。
TKO勝ちと勘違いしたサンチェスは2Rに入ると、右フックをヒット。クラックストンは飛びヒザも距離が近すぎジャンプをしただけのような形に。ケージに押し込んだサンチェスがボディロック、クラックストンがウィザードで耐える。右腕を差し替えボディロックに取ったクラックストンが、ダブルレッグへ移行しスラムする。サイドを取られた直後に三角で頭を挟んだサンチェスが、正対してクラッチを組み直す。腕を送ることはできないが、頭を引き寄せるサンチェスがエルボーを打ちつける。ヒジを連打したサンチェスは、並行状態から直角に頭を右に移動させ、腰を切るように両足を絞めつけクラックストンからタップを奪った。
準々決勝進出を決めたエマニュエルは「柔術が人生を救ってくれる」と話した。