【WEC44】ラマス、決定打なきパーフェクトウィン
■ライト級/5分3R
リカルド・ラマス(米国)
Def.3R終了/判定3-0[30-27、30-27、30-27]
ジェイムス・クラウス(米国)
【写真】テイクダウンは簡単に奪えたラマスだったが、クラウスのガードワークに手こずり、トップからなかなか有効な攻めができなかった (C) MMAPLANET
レスリングを得意とするラマスが、試合開始早々に組みついてクラウスをケージ押し込んでいく。クラウスは意表をつくフライングアームバーを狙ったが、足が上手くかからずガードに引き込んで着地。足を捌いて、パウンドを狙ったラマスに対し、クラウスは回転しながら足関節を仕掛けていく。
そのまま立ち上がることに成功したクラウスは、首相撲からヒザをラマスに放ち、逆にテイクダウンを狙う。ヒザ立ちから立ち上がったラマス、負けじとトップを奪い、ガードを取ったクラウスのボディにカカト落としのような要領で蹴りを見舞う。クラウスがこの足を取り、再び足関節を仕掛けようとしたところで初回を終える。
2R、組みついてテイクダウンを奪ったラマスだが、バックからそのままバックグラブを狙ったところで、立ち上がったクラウスに前方に振り落とされてしまう。すぐに立ち上がり、ラマスはスクッと立ち上がり、クラウスをケージに押し込んでヒザ蹴りをボディに放つ。
最終ラウンド、またもテイクダウンを奪われたクラウス。パウンドを落とされながら、足を利かせてディフェンスし、立ち上がると果敢に打撃戦を挑んでいった。ラマスもこの動きに呼応し、力の限り拳を振り回すが、決定打はない。最後にダメ押しのテイクダウンを奪ったラマスが、全ラウンドを取るパーフェクト判定勝ちを収めた。