【ONE92】マラット・ガフロフの徹底したテイクダウン、ダメージでは山田だったが下の時間が長過ぎたか
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マラット・ガフロフ(ロシア)
Def.3-0
山田哲也(日本)
開始早々、ガフロフがテイクダウン。山田は下から足を利かせ、ガフロフの顔面にパンチを当てる。ガフロフも上下にパンチを打ち分けながら、山田に対して体重をかけていく。山田の頭を抱えながらプレッシャーをかけるガフロフ、さらに腰を上げてパンチを落とす。クローズドガードのまま防戦を強いられる山田。ガフロフは鉄槌の連打。山田は下からガフロフの脳天に右ヒジを突き刺す。
2R、前に出る山田は飛びヒザ。一瞬ガフロフのバランスを崩させるが、ガフロフもすぐに立て直す。ガフロフは組み付いてテイクダウン狙い。山田も2度ガフロフのテイクダウンをカットするが、3度目に倒されてしまう。ガフロフは上から山田の左腕を背中のほうに回して、パスのプレッシャーをかける。腕を抜いた山田だったが、クローズドガードのままガフロフのヒジをもらう。ガフロフは細かく鉄槌を落とし、さらに体を左右に振ってパスを仕掛けていく。前のめりのガフロフの動きに合わせて、山田が大きくフリップしてリバーサル。スクランブルになると山田は組みに来たガフロフががぶり、ここからギロチンへ。頭を抜いたガフロフが上になり、山田は下で、このラウンドを終えた。
最終R、プレッシャーをかけていく山田に対して、ガフロフはダブルでテイクダウンに成功。コーナー際でマウントを狙う。ここでドントムーブが掛かり、両者リング中央へ。上から殴り続けるガフロフの左腕を取った山田は、アームロックを仕掛けるも極められない。同じ体勢が続く中、レフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ。
再開後、ガフロフのダブルレッグをがぶった山田は相手の頭部へヒザを浴びせるも、そのまま押し倒されてしまう。ロープ際で山田を抑え込むガフロフ。ストップ・ドントムーブでリング中央へ移動しても、山田は状況を変えられず。
結果、テイクダウンと明確なポジションがない場合は上にいても評価の低いONE判定でも、山田は下になり過ぎたが、ダメージでは上回っていたものの判定で敗れた。