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【ONE WS05】打撃の勢いでは上回ったしくわだが、アルチンのジャブ&TDからのポジショニングに敗れる

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
リック・アルチン(豪州)
Def.3-0
しくわこうじ(日本)

ステップを踏みながら左ローを蹴ったしくわ。アルチンは左ジャブを伸ばす。ここからのジャブの打ち合いは、アルチンが有利か。頭を振って前に出るしくわに対し、アルチンがジャブを続ける。さらに右を見せるアルチン、しくわも前に出てフックを振るっていく。左フックを当てたしくわ、アルチンはコーナーに下がり組んでいく。ボディロックからバックに回ったアルチンが、後方に大きく持ち上げてテイクダウンへ。

払い巻き込みのような動きを見せながら腹ばいでマットに着地したしくわが、背中を譲ったまま立ち上がる。しくわは跳ね腰でアルチンを投げ、同体でスタンドへ。直後にしくわが左を当てる。ジャブのアルチン、フックのしくわ──ジャッジはどちらがよりダメージを与えた攻撃と取るだろうか。

2R、ヒザを狙ったアルチンに対し、左フックをヒットさせたしくわ。アルチンは一瞬腰が落ちたが、組んでバックへ。そのまま前方に崩したアルチンが、一気にマウントを奪う。しくわは肩ブリッジも、すかされてバックマウントを取られる。RNC狙いのアルチン、しくわは手首を掴んで耐える。背中をついたアルチンがアゴの上からRNCを狙うが、ここを耐えたしくわが立ち上がって前方に落とす。

すぐに組んで打撃戦を許さないアルチン、しくわは首相撲から離れる。アルチンはここで左ジャブ。しくわは距離を詰めフックの打ち合いに持ち込み、直後にラウンド終了となった。

最終回、アルチンのジャブに対し、しくわはフックで前に出る。首相撲からヒザを被弾したしくわは足を止めての打ち合いで、頭を下げるアルチンに打ち勝つ。組まれても切り、ジャブを出したしくわは、マウスピースを吐き出しそうなアルチンに左フックを打ち込む。残り半分、両者手数が少なくなりアルビンが左ジャブ、右フックを当てる。と、アルチンがアイポークがあったとブレイクを要求する。

再開後、アルチンが右フックをヒット。しくわは左ジャブを被弾し、ワンツーフックへ。ジャブはもらうが、そこから前に出て左フックを当てるしくわがパンチをまとめる。打撃戦を嫌がったアルチンが、組んでバックに回り、しくわが腰に乗せて投げを狙ったところでタイムアップに。手数と精度のアルチン、一発の破壊力でしくわという戦いだったが、ジャッジはアルチンを支持した。


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