【DEEP87】連戦・男、大原樹里。カットによるTKO勝ちで、ライト級初戦の長倉立尚を下す
【写真】この勝利が次に繋がる──試合をぜひとも見たい(C)MMAPLANET
22日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP87レビュー。第2弾はライト級3回戦=長倉立尚✖大原樹里の試合レポートをお届けしたい。
<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
Def.1R2分02秒by TKO
長倉立尚(日本)
ライト級初戦の長倉に長身の大原がまず左ジャブを当てる。右ローを蹴り、思い切りパンチを振るって前に出ていく長倉が左リードフックを届かせる。そこから長倉は距離を詰めてワンツーを振るう。大原の前蹴りにも果敢に前に出る長倉は、ローから右福を当て大原を後退させる。
間合いを取り直した長倉に対し、蹴りで間合いの確保に掛かった大原が前進に左フックを合わせ、ヒザを突き上げる。左が効いたか、ややバランスを崩したところで右ヒジを当てた大原が長倉をケージに詰める。ケージ際のクリンチ合戦から、両者が距離を取ったところで流血の長倉にドクターチェックが入る。
このまま試合続行不可能と判断される。その瞬間、大原は両手を広げてマットに崩れ──「やった」、「やったぁ」と連呼しケージに駆け上がり勝利を喜ぶ。6月、8月、10月と東京での大会にレギュラー出場のように連戦が続いた大原、セコンドに涙しながら感謝した姿が非常に印象的であった。Grachan x Brave出場も含め、2018年は6試合も戦った大原──だからこそ、3月のDEEPオールスター戦で噛ませ犬でないマッチアップが組まれることを期待したい。