【UFC230】コーミエー、ルイスに完勝。RNCでヘビー級王座初防衛し「レスナー、WWE王座を賭けろっ!!」
<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
ダニエル・コーミエー(米国)
Def.2R2分14秒by RNC
デリック・ルイス(米国)
とにかく大きなルイス。そのルイスがます左ミドルを繰り出す。右ローを蹴ったルイスに対し、コーミエーも右ロー。ルイスは左ハイを放つ。コーミエーは組みついてシングルレッグでテイクダウンを奪うと、ハーフで抑えて右のパンチを落とす。喉に前腕を押し付け、顔面にその前腕を打ちつけるコーミエーがエルボーに。ルイスは手首やヒジを掴んでパンチを防ぎ、体を反転させ立ち上がる。
コーミエーは後方からパンチを入れ、胸を合わせてシングルレッグで簡単にテイクダウンを決める。口を防ぎ、パンチを打つコーミエーがエルボーを入れ、さらに右の鉄槌から左のパンチを連打する。背中を見せたルイスにパンチを打ちつけ、後方からスナックバックの要領で倒してパンチを落とす。立ち上がろうとするルイスはパンチを被弾しながらラウンド終了を迎えた。
2R、まだ右オーバーハンドを出さないルイスが、右アッパーを狙う。左ジャブから右、スイッチキックを見せたチャンレジャーに対し、コーミエーは距離を取り直す。ここで右オーバーハンドを放ったルイスだが、距離を取ったコーミエーがシングルからハイクロッチに移行し、テイクダウンを奪う。すぐに立ちがったルイスをがぶってヒザを入れ、前方に落とそうとする。
嫌がり立ち上がろうとしたルイスをアンクルピックで倒したコーミエーが、即パスしてパンチ。レッグドラッグに背中を見せたルイスをバックマウントで捉え、RNCへ。全く危なげなくタップを奪ったコーミエーがUFC世界ヘビー級王座初防衛に成功した。
「2つのベルトが、また両肩にある。歴史はダニエル・コーミエーによって創られるんだ。ルイスの全てにパワーがあった。彼とオクタゴンをシェアできて良かった。多くの人が理解していないけど、9年間をやってきた。ずっとチャンピオンレベルで戦ってきた。何も驚くことは無い。デレックは素晴らしいファイターだけど、まだ世界トップのレベルじゃない。ブロック・レスナー? ここに来るなら、WWEのタイトルを賭けろ」とご機嫌のコーミエーは、インタビュアーのジョー・ローガンにキスをした。