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【UFN138】タフなマルチネスに反撃許すも、スークムタズが勝ち切る

<バンタム級/5分3R>
アンドレ・スークムタズ(米国)
Def.3-0:30-26.29-28.29-28
ジョナサン・マルチネス(米国)

鋭い左からの蹴りを見せるマルチネスに対し、スークムタズは左ジャブを繰り出すがミドルとローを入れられる。スイッチして左右のローを蹴るマルチネスは、左ハイも右ストレートを被弾し後方に倒れる。組みで誤魔化すが、がぶられボディにヒザを受けたマルチネスは立ち上がってスークムタズをケージに押し込む。体を入れ替えたスークムタズのヒザが急所に当たったと試合が中断された。

再開後、ワンツーからボディにパンチを入れたスークムタズが再びケージにマルチネスを押し込む。この状態でボディにパンチを続けるスークムタズは、離れて首相撲からヒザ、さらにボディにパンチを入れる。ボディとヒザを続けエルボー、スピニングバックエルボーとラッシュを掛け、左右のフックでダウンを奪ったスークムタズ。マルチネスはタイムに救われた。

2R、すぐにケージにマルチネスを押し込んだスークムタズが離れて右エルボー、ボディにヒザを突き刺す。頭を守って、攻撃を受け続けるマルチネスはボディにヒザ、パンチを被弾する。しかし、ここでスークムタズのヒザが急所に入り試合が2度目の中断へ。再開後、スークムタズはケージに押し込まれ、ボディロック・テイクダウンを奪われる。ここでフィニッシュ直前に追い込まれながら、トップを取ったマルチネスは鋭い左のパンチ、右エルボーを落としてスークムタズを立たせない。さらに左のパンチを続けるマルチネスがパスを仕掛け、スークムタズのシングルにもバックに回り込む。

後頭部にエルボーを振り下ろすマルチネスは、スークムタズが立ち上がると間合いを取って左エルボーを打ち込み、飛びヒザを繰り出す。スークムタズもボディにパンチを返し、縦ヒジを入れたところで2Rが終了した。

最終回、ミドルを蹴り合った両者。必死に左腕を差してスークムタズを金網に押し込んだマルチネスだが、テイクダウンは奪えない。ばかり体を入れ替えたスークムタズのエルボー、ヒザの逆襲を受ける。再びマルチネスはクリンチでスークムタズをケージに押し込みながら、ポジションを入れ替えられる。シングルレッグでテイクダウンを奪ったスークムタズ、直後にマルチネスがすぐに立ち上がる。

ポジションが2度、3度ばかりか、4度5度と位置が入れ替わったケージレスリングは、スークムタズがテイクダウンを決めて終止符を打つ。ここからスークムタズはサイドで抑え、スクランブルでバックに回る。すぐに胸を合わせてマルチネスが、三角を防いで担ぎへ。立ち上がったスークムタズがバックを奪い、胸を合わせてスタンドで肩固めを仕掛けながらタイムアップの合図を聞いた。

結果、スークムタズが3-0で判定勝ちを手にし「決まったと思ったけど、あそこから反撃してくるなんてマルチネスはスーパータフだった」と勝利を振り返った。


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