【ONE78】スラム、コントロールとマを圧倒したアクメトフが3-0の判定勝ち
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
Def.3-0
マ・ハオビン(中国)
サウスポーのアクメトフが左ローから組みつき、離れ際にハイキックを狙う。さらにマの蹴り足をキャッチすると、大きく抱え上げて体重をかけてスラムしテイクダウンを奪う。ハーフガードからマウントを奪ったアクメトフはマのブリッジを潰して、右のパンチを落とす。ケージを蹴られないよう頭を外側に向けたアクメトフだが、ケージを一瞬掴んで体を入れ替えたマが頭を中央に向かせる。
もう一度、金網につめたアクメトフだがマは背中を譲りつつ立ち上がり素早く胸を合わせる。慌てず、テイクダウンをもう一度決めたアクメトフがサイドからヒザで頭部に蹴っていく。フルガードに戻したマは腕十字狙いを担がれ、ニーインベリーを取られた状態でラウンド終了となった。
2R、マのダブルレッグを潰しヒザを蹴り上げたアクメトフが、左ストレートをヒットさせダブルレッグでテイクダウンする。ケージを掴んで立ち上がったマにボディロックテイクダウンを決めたアクメドフ。マのキムラ狙いを利用し、パスを決める。サイドでヒザを顔面に打ち付け、ニーインベリーを取ったアクメトフはサイドに戻ると、マが右腕を差して立ち上がる。
がぶられケージを掴み続けたマにイエローが提示される。再開後、アクメトフは左ハイを放ち、ダブルレッグへ。切ったマの右ハイは空振りに。やや疲れを感じさせながらも、アクメトフがダブルレッグを決める。ハーフで抑えたアクメトフがリードを守った。
最終回、アクメトフは左ミドルを2発入れ、下がったマをボディロックで捉えてテイクダウン。マウントに入ったアクメトフはケージを使って起き上がろうとしたマの腰をコントロールし、背中をマットにつかせる。ガードの中で抑えるアクメトフは細かいパンチを落とし、頭をマの顔に押し付けて上体を起こさせない。残り1分50秒でブレイクが入り、試合がスタンドに戻ると、アクメトフの前蹴りがマの顔面を捉えそうになる。
続いて左のフックをヒットさせ、ダブルレッグからリフトアップしてテイクダウンを決める。サイドで抑えアクメトフが頭部にヒザ、シングルをがぶってヒザを続け、腰に乗せて投げを決めたところでタイムアップに。
ワンサイドで攻め続けたアクメトフが、文句なしの判定勝ちを手にした。