【TPF】名門・登竜門はPFCからTPFへ
PFC後継プロモーションは、TPFに。カリフォルニア州中央部リムーアのタチパレス・ホテル&カジノで行なわれてきた人材育成&再生大会PFC(パレス・ファイティング・チャンピオンシップ)の活動停止の報から2カ月、同ホテル&カジノにて後続プロモーションTPF(タチパレス・ファイツ)が、活動を開始することが16日(水・現地時間)に明らかになった。
【写真】ベラトール世界フェザー級王者ジョー・ソトがタチパレスに凱旋。彼もまたPFCで育ったファイターだ (C) MMAPLANET
マッチメイカーのリチャード・グッドマンや、PR担当のジェレミー・ルチャウなどはTPFで、PFC時代と同じように業務を続けるようだが、組織のトップにグラジエイター・チャレンジを長く開催してきたテッド・ウィリアムスが参画した。
3分×3R、そしてリング着用のノンサンクションイベントとして、ローカル規模でありながら、人材発掘大会として旧WECの後釜のような位置にあったPFC。TPFもその路線は継続されるが、試合タイムは1Rが5分、リングでなくケージが使用されるという。
【写真】旗揚げ戦のメインに出場するのは、ユライア・フェイバー2世の異名を取るチャド・メンデス。TPFからメジャーへ、その第一号ファイターとなるか (C) PFC
10月8日(木・同)に行なわれるTPFの旗揚げ戦の陣容を見れば、特に軽量級に力が入っていることは明らかだ。PFCで育った数多くのファイターの名前が確認できる。メインはフェザー級の新鋭チャド・メンデスが、WEC世界フェザー級王座に挑戦経験もあるチャンス・ファルラーと対戦。アンダーカードにベラトール世界フェザー級王者ジョー・ソトの名前も見られる。
また、ランバー・ソムデートM16や宇良健吾にもオファーが掛っているそうだが、ソムデートは11月に修斗世界フライ級王座決定戦、宇良は10月25日にパンクラスで国内デビュー戦が控えており、このオファーを固辞している。
フライ級やバンタム級のトップ選手を育成、メジャー=WECやストライクフォースにファイターを送り込むという既成路線、そのなかには既に複数の日本人ファイターもリストアップされているというTPFは、10月に続いて12月3日(木)に旗揚げ第2戦を行なう模様。サースデーナイト・ファイト、TPFでどんなファイターが成長するか、今後が楽しみだ。
■TPF対戦予定カード
<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)
チャンス・ファルラー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
デヴィッド・ミッチェル(米国)
ウォー・マシーン(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
TBA
<ライトヘビー級/5分3R>
フィル・コリンズ(米国)
レオポルド・セラォン(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
ユリシーズ・ゴメス(米国)
マーティン・サンドバル(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ポッピー・マルチネス(米国)
ロナルド・トーレス(米国)
<ミドル級/5分3R>
マイク・マルチネス(米国)
TBA
<バンタム級/5分3R>
マイケル・マクドナルド(米国)
ティト・ジョンズ(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・ラコジー(米国)
TBA