【Quintet03】10月5日にクインテット・ラスベガス大会決定。ユライア・フェイバー&アルファメールが参戦
【写真】ユライアのレスリング&柔術の融合は、実にアグレッシブなグラップリングとなる (C) MMAPLANET
4日(火・現地時間)にUFCより、そして5(水)にQuintetからクインテット03=ラスベガス大会が10月5日(金・同)に開催され、チーム・サクラバ、チーム・アルファメール、チームPolaris、チーム10thPlanetが出場することが発表された。
6月8日のQuintet Fight Night01の前日会見で明らかになっていた10月のラスベガス進出が、ついに正式発表された。日米の間に時差があるものの米国サイドから6時間早くリリースされたことからも、UFCのクインテットに対する期待度の高さが表れている。
そして、その期待値が出場チームという形になって見られたことも大きい。それがチーム・アルファメールとユライア・フェイバーの参戦だ。桜庭和志、ジョシュ・バーネット、10thPlanetことEBI軍団、さらにクレイグ・ジョーンズ率いるポラリス勢もグラップリングやMMA界では押しも押されぬトップ・アスリートだ。一方でユライアは北米MMA界軽量級のパイオニアとして、ジェネラルから名前が知られたスーパースターということができる。
2016年12月の引退から1年10カ月、今の指導者として露出は十分に多いユライアが5×5のアクションが多く、ゲーム性の高いグラップリングマッチに出場する。多くのレジェンドファイターを抱えるUFCにとっては──世界で最もグラップリングが盛んな国という背景も手伝って、オクタゴン色の強いベテランや元ファイターの他団体への流出を防ぐ有効な手立てになりうるかもしれない。
またクインテットとしても第1回大会と第2回大会の優勝チーム、桜庭の出場は母屋を取られた形にもならない。まさにウィン・ウィンの関係で米国クインテットはスタートを切ることができる。そんな記念すべきラスベガス大会、まだ出場メンバーは出揃っておらず、今回の発表では以下の出場選手が明らかとなった。
【チーム・サクラバ】
桜庭和志
ジョシュ・バーネット
マルコス・ソーザ
ホベルト・サトシ・ソーザ
TBA
【チーム・アルファメール】
ユライア・フェイバー
ダスティン・アクバリ
TBA
TBA
TBA
【チーム・ポラリス】
クレイグ・ジョーンズ
グレゴー・グレイシー
マーチン・ヘルド
ダン・ストラウス
TBA
【チーム10thPlanet】
ジオ・マルチネス
リッチー・マルチネス
PJ・バーチ
アダム・サックノフ
アミール・アラム
ユライアと柔術コーチのアクバリ以外、3名の空きが見られるアルファメール。同日にPFL出場のカレッジレスリング出身の猛者ランス・パーマーの出場は不可能だが、チャド・メンデスなどレスリングベースの現役UFCファイターの参戦はあるのか。
そんななか、この機会だからこそ見てみたいのがクリス・ホールズワースだ。コブラカイ出身のグラップラーは色帯時代からグレイシーワールズやグラップラークエストで活躍し、MMA転向後もアマで4勝、TUFシーズン内で3勝、そしてプロMMAで6勝と負け知らずで、戦績を積み重ねてきた。
しかし、練習中に受けたダメージにより実戦を離れて4年、今ではアルファメールのコーチに就任に就任している。ホールズワースがグラップリングでは実戦出場が可能なのか。もし、そうであれば、ぜひとも彼の雄姿を再び見てみたいものだ。
また今回のリリースでは会場が発表されていないが、10月5日開催といえばタイミング的に翌日にラスベガスのTモバイル・アリーナでカビブ・ヌルマゴメドフ×コナー・マクレガーをメインとしたスーパーイベント=UFC229が控えている。当然、公開計量が前日に行われることもあり、この辺りとどうリンクしていくのか。会場発表を待ちたいところだ。