【DWTNCS S02 Ep06】20歳のカワイハエ、初回の猛攻でガスアウト。18歳のフーパーが逆転勝ち
<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
Def.3-0:29-26.29-26.28-26
キーナン・カワイハエ(米国)
18歳のフーパーと20歳のカワイハエ、左を入れたカワイハエがヒザを突き上げる。組んできたフーパーにヒジを入れて離れたカワイハエは、引き続きパンチで攻勢に出る。シングルを切られたフーパーは右からヒザ蹴り、左ストレートを被弾しダウン。スタンドで待ち受けたカワイハエはクリンチの状態でエルボーを2発打ち込む。
たまらずジャンピングガードに出たフーパーに対し、寝技に付き合わないカワイハエがスタンドに戻る。蹴り足をキャッチして投げ捨てたカワイハエは、ここも立ったままでフーパーを待ち受け、左ストレートを打ち込む。腰が落ちたフーパーにラッシュをかけたカワイハエは、ジャンピンガードにパウンドを落としてからスタンドへ。すぐにクリンチに持ち込んだクーパーはまたもジャンピングガードに。
残り1分、試合がスタンドに戻るとバックに回ったカワイハエは、前転したフーパーをクルスフィックスに捉えてRNCを仕掛ける。外してスクランブルに持ち込んだフーパーにギロチンを狙うなど、カワイハエが終始攻勢のまま初回が終わった。
2R、左フックを入れて組み付いたカワイハエ。フーパーのヒザが急所に入り、試合が中断される。再開後、左ミドルに右を合わせたカワイハエに対し、フーパーは組んでギロチンへ。自ら背中をマットにつけてスクランブルに持ち込んだカワイハエはバックに回り込む。胸を合わせにきたフーパーをスイープしたカワイハエだが、初回のような勢いはない。
がぶって上を取ったフーパーがエルボーを落としていく。カワイハエはケージキックから後方回転でスクランブルを狙ったが、体重をかけて潰したフーパーがパンチ&エルボーを落とす。マウントを取ったフーパーがエルボーを連打するとカワイハエは背中を向ける。パンチを続けRNCに入ったフーパーは、手首掴んで防がれると再びパンチへ。
カワイハエは胸を合わせにいったが、フーパーはオモプラッタから腕十字、ボディロックに移行してバックマウント、ゲイブルグリップ→パームトゥパームで絞めつけたフーパーは最後に振りかぶってからのエルボーを落として、大逆転の2Rをビッグラウンドとした。
最終回、フーパーが飛び蹴りから左ミドルを狙う。カワイハエは左フックを合わせてシングルへ。ギロチンを仕掛けたフーパーは、カワイハエが背中をマットにつけてエスケープを図ると腕十字を仕掛けバックマウントに移行する。スタミナが切れたカワイハエからマウントを奪ったフーパーがエルボー、背中をみせたところでパンチを続ける。フェイスロックを仕掛けるフーパーもなかなか死に体のカワイハエを仕留めることができない。
パンチの連打、RNCの続けるフーパーは完全に試合を支配し、マウントパンチ。バックマウントに移行し鉄槌、左のパンチを連打する。なぶり殺し状態はカワイハエがRNCを耐えることで延々に続く。残り1分を切り、マウント&バックからパンチを続けたフーパーは最後に腕十字へ。ここも耐えたカワイハエは何とかタイムアップまで持ち込んだ。
当然、ジャッジの裁定はフーパーに。カワイハエは初回で仕留められなかった猛攻が裏目に出る──MMAの怖さが垣間見えた一戦となった。