【Bellator201】ダウン奪取後、打撃は劣勢もTDで試合をまとめたレターノーがウィリアムスを破る
<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・レターノー(カナダ)
Def.3‐0:29-28.29-28.29-28
クリスティーナ・ウィリアムス(米国)
明らかに体が大きなウィリアムスに対し、レターノーは左ローから右を伸ばす。ウィリアムスはワンツーに続き、右ハイを狙い対角線コンビネーション。ローをキャッチして、倒したウィリアムスだが寝技に移行せず、あくまでもスタンド勝負のウィリアムスだが、続くパンチの交換でから打ちまわしのような蹴りに右を合わされダウンを喫する。
ガードを取ったウィリアムスにパンチを連打するレターノーは、腕十字を防いでガードのなかから細かいパンチを落とす。残り20秒でブレイクが掛かり、試合はスタンドへ。ウィリアムスの後ろ回し蹴りを交わしたレターノーのラウンドとなった。
2R、パンチの届く距離蹴りを織り交ぜて戦う両者。一旦離れ、レターノーは左ロー、左ミドル、そして右ミドルを入れる。受け返しのような打撃戦が続き、両者はミドルを蹴っていく。飛び込んでワンツーを繰り出し、離れるレターノー。ウィリアムスの圧力にスピードで対抗する。ウィリアムスもワンツーから右ハイ、右ローを返すなど遅れをとることはない――ばかりから連打でレターノーを下がらせる場面も。
距離が近づくと細かい連打を打ち合い、離れたウィリアムスが後ろ回し蹴りを繰り出す。レターノーもパンチを被弾しても、打ち返して流れを許さない。そんななか組もうとしたレターノーをウィリアムスがパンチで突き放す。最後もガードの上から左ハイを狙ったウィリアムスが、勢いで上回るラウンドとなった。
最終回、ワンツーを打ち合い、打ち勝ったウィリアムスが前に出てラッシュをかける。レターノーもケージに詰まりながら、下を向くような姿勢でも連打を打ち返す。エルボーを見せてから離れたウィリアムスに対し、レターノーはテイクダウンを決める。クローズドガードのウィリアムスは、スクランブルには転じない。このまま試合は膠着状態となり、残り80秒でブレイクが掛かった。
スタンドに戻すと、またもショートの連打を打ち合うウィリアムスとレターノー。ウィリアムスの前進をサークリングでかわしたレターノーが残り20秒でシングルレッグでテイクダウン。ウィリアムスの三角クラッチ&パンチを受け流してタイムアップを迎えた。
結果、レターノーが3-0で勝利したレターノーが、メイン世界女子フライ級選手権の勝者への挑戦をアピールした。