【Quintet02】エディ率いる10th Planetの5人が確定。ジオ・マルチネスのトラックポジションを見逃すな!!
【写真】エディ・ブラボーが教え子5人を率いて日本にやってくる!! (C) MMAPLANET
15日(金)、クインテットより7月16日(月・祝)に東京都大田区の大田区総合体育館で開催されるQUINTET.2に来日が決まっていたエディ・ブラボー率いる10th Planet Jiu Jitsuチームの面々が発表された。
今回のリリースではまずエディのクインテットに寄せる言葉が以下のように記されていた。
エディ・ブラボー
「QUINTETに出場する10th Planetのヘッドコーチ、俺様がエディ・ブラボーだ。今回は最高のメンバーを揃えた。まさにベストチームだ。10th Planetが誇る#01、ジオ・マルチネスを始め、チームのトップに駆け上がっているPJ・バーチ、恐らくは世界一のラバーガードの使い手であるリッチー・ブギーマン・マルチネス──彼は常に話題に挙がっていて凄くレベルの高いダースチョークやジャパニーズネクタイ(ワールド)の使い手でもある。
体の大きな選手でアダム・サックノフ。ラバーガードの使い手としてはかなり大きな選手で、彼に捕まったらそれは試合の終わりを意味するだろう。彼はギロチンや重量を生かしたトップゲームを得意としている。最後にEBIのベテラン、260ポンドのアミール・アラム。彼はオクラホマでレスリングをしていたが、多分血気丈で一番大きなラバーガードプレーヤーだ。我々はQUINTETで戦うのがとても楽しみだ。サクラバやジョシュ・バーネットがいるこの大会に参加できて非常に光栄だよ」
上のエディの言葉にあるように、出場するメンバーはジオ・マルチネス、PJ・バーチ、リッチー・ブギーマン・マルチネス、アダム・サックノフ、アミール・アラムの5名。ノーギ、ノーポイント&サブオンリーの世界で活躍し、IBJJFの道着柔術で姿を見ることがない彼らは日本で名前が伝わっているというわけでは決していない。
特に重量級の2人がどれだけの技量の持ち主なのか、ラバーガードは対処されると膠着の要因になるため、エディがこれだけラバーガード押しなのは、すでにトリックが始まっているのかもしれない。
そんな10th Planet勢で再注目は、やはりジオ・マルチネスになるだろう。EBIでバンタム級、そして2度フェザー級を制しており、当然ラバーガードの使い手でもある。ただし、エディの技術の軸はラバーガードからの極めとは限らない。ジオ・マルチネスはいわゆるトラックポジションからの仕掛けやフロントチョーク系の技術形態も得意としている。特に注目はやはり絶妙なトラックポジションからのコンビネーションだろう。ジオ・マルチネスがトラックポジションに入ると、相手の反応に合わせてカーフスライサー、足関節、そして本家ツイスター、あるいはレッグドラックへ移行してのパスや、バック奪取と自在に動くことが可能だ。
さらにいえば10th Planetのキーである二重絡み=ロックダウンを要したエレクトリックチェアー、そしてペーポライザー──ベン・エディ直伝のヒンドゥー・コントロールなどなど、ほぼ日本では使い手のいない技術をジオ・マルチネスがエディに代わって実戦で発揮してくれることを期待してやまない。
またEBIの特色である延長戦=バックマウント&チョーク、スパイダーウェブ(腕十字を仕掛けられ腕を組んで耐えている状態)からの防御と極めの争いで、鍛えられた彼らのサブミッションへの防御と、極める嗅覚がいかほどのモノか非常に興味深い。