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【Shooto/180715】再起戦、田丸匠の相手はストロー級チャンプ猿田洋祐に!! 削るのはどっちだ!

Saruta vs Tmaru【写真】田丸にとってはまず猿田のテイクダウンを止めることができるか。そして倒された時やバックを制された時の対処が、まずは見所となる (C)MMAPLANET

21日(月)、7月15日(日)の後楽園ホール大会に出場が決まっていた田丸匠の相手がストロー級世界チャンピオン猿田洋祐になることが発表されている。


猿田は昨年10月の舞浜大会でストロー級王座を獲得すると、フライ級との同時制覇を宣言し、1月には清水清隆に勝利。13日の川崎大会では村田一着をTKOで下し、ストロー級王座初防衛に成功したばかりだ。

その猿田が、フライ級ホープ=田丸と戦う。田丸は1月にライリー・ドゥトロにKO負けを喫し、巻き返しの一番が一階級下とはいえこれまで戦ったことのない強度を誇るチャンピオンとの対戦となった。

ドゥトロに敗れた田丸は4週間に及ぶ、アライアンスMMAでの海外修行を終え自信を深めて帰国を果たした。とはいっても短期間でアライアンスで学んだことが、劇的に変化を与えるほどMMAは甘くないはずだ。あくまでも今後を見据えた出稽古で強くなるヒントを得たのであって、完全にモノにするのは今後の精進が不可欠だ。

よって田丸にとって、この猿田戦は元の力がベースとなり、アライアンスで学んだエッセンスがアクセントを与えるという見方が成り立つ。2015年新人王トーナメントMVP、ベテラン漆谷康宏に一本勝ち、覇彌斗とのノンストップアクションとプロモーションの期待に応えてきた田丸が、テイクダウン&バックコントールの権化を相手に打・倒・極がハイブリットした動きのある試合を実行できるか。

スクランブル・アクションマッチは、抑えの技術が未熟なケースで見られることが少なくない。ただし、猿田は違う。相手の良さを封じ込め、固めるだけでなく動かして削るファイトを展開できる。その猿田を相手に、田丸が動き続け削る試合ができるか。成せるようであればストロー級王者の二階級制覇は遠のき、田丸がドゥトロとの再戦を含め、修斗フライ級の頂点に近づくことになる──そんなマッチアップだ。

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