【HEAT42】LH級王座決定戦でチョン・ダウンと戦うのはBellatorベテラン、タイガームタイ所属のラドクリフ
【写真】ラドクリフは英国ケージウォリアーズ、ベラトール、インドのSFLなどで戦績を積んできたウェルラウンダーだ (C)BELLATOR
27日(日)に愛知県刈谷市の産業振興センター内あいおいホールで開催されるHEAT42でHEATライトヘビー級王座決定戦に出場の決まっていたチョン・ダウンの対戦相手が英国のジェイソン・ラドクリフになることが決まり、4階級のタイトルマッチのラインナップが全て出揃った。
HEATバンタム級チャンピオン赤尾セイジはキム・ミョンギュ、ウェルター級王者ソン・ソンウォンがブラジルのミシェウ・ペレイラ、そしてライト級王者オク・レユンも豪州のジャック・ベッカーの挑戦を受けることが決まっている同大会。ここにチョン・ダウン×ジェイソン・ラドクリフが加わり、4階級のタイトル戦は日本人は赤尾のみという中京MMA界の雄HEATらしいラインナップが揃った。
チョ・ダウンはこれまでHEATで3勝3KOの戦績を残しており、一度は初代ライトヘビー級王者アラン・ボドウへの挑戦も決まっていたが、王者の負傷欠場で流れ、今回はボドウの返上したベルトをラドクリフと戦うこととなった。
Bellatorに2度出場し、1勝1敗のラドクリフは、タイはプーケットのタイガームエタイ所属でこれまでの戦績は13勝6敗だ。王座奪取こそなっていないが、母国を代表するMMAイベント=Cage Warriorsでミドル級王座に挑戦経験もある。
飛びヒザ、パウンドアウト、RNCで勝利があるラドクリフは打撃系MMAファイターに映るが、その実ベースは柔術だ。タフな殴り合いに強いチョン・ダウンを相手に、国籍に関係なくMMA界を席巻するタイガームエタイのスピードあるウェルラウンダーが、どのような戦いを見せるのか楽しみだ。