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【KSW43】一撃必倒の左に左フックを合わされたソルディッチが王座陥落。デュプレシーが新王者に

<KSWウェルター級選手権試合級/5分5R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
Def.2R1分37秒 by TKO
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)

サウスポーの王者が右ジャブを伸ばし、デュプレシーが左ローを蹴っていく。ワンツーからパンチを纏めたソルディッチが左ハイを見せる。デュプレシーは左ロー、そして左ミドルを蹴っていく。左を当てたソルディッチが続いて右フックを打ち込むと、デュプレシーが腰からマットに崩れる。ガードを取ったデュプレシーに細かいパンチを落とすソルディッチは、立たせて左を振るい、右と左を交互に打ち込んでいく。

ここでデュプレシーは起死回生のダブルレッグからバックに回り込む。ケージからソルディッチを離れさせたデュプレシーが、豪快なバックスープレックスを決める。スタンドでバックマウントを取ったデュプレシーがパンチを入れながらRNCを狙う。後方に倒れ込み寝技に持ち込んだデュプレシーは、背中を伸ばしてRNCを仕掛ける。頭からデュプレシーを落とすように前転したチャンピオン、ここで初回が終わった。

2R、左ストレートをヒットさせたソルディッチは、デュプレシーの左ローに体がよれる。やや攻めづらそうチャンピオンだが、左一発で流れを掴むことができる。しかし、その左に左フックを合わされたソルディッチから後方にダウン。思い切りパウンドで追撃を掛けたデュプレシーが、TKO勝ちで新KSWウェルター級チャンピオンに輝いた。

「僕の人生で一番大きな大会だった。ジーザスに感謝している。南アフリカから応援に来てくれた皆に感謝している。サブミッションでの勝ちが多いけど、僕はフルMMAファイターだし、K-1チャンピオンだったんだ」と新チャンピオンは感激の表情で話した。


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