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【UFC225】6月のシカゴ大会で5度目の正直、3度目のDJ戦を目指しベナビデスがペティス弟と対戦

Benavidez【写真】勝しかない、勝ち続けるしかないベナビだ(C)MMAPLANET

26日(月・現地時間)、UFCが6月9日(土・同)にイリノイ州シカゴのユナイテッドセンターで開催するUFC225でフライ級のジョセフ・ベナビデス×セルジオ・ペティス戦を組むことを発表した。


キャリア25勝4敗、その敗北は2試合がUFC世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンに挑んだ時、残りの2試合がWEC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズに挑戦した時──つまり、ベナビデスはDJとドミニクとの世界戦以外は敗北を経験していないことになる。

とんでもない実力の持ち主ながら、永遠のナンバー2的なベナビデスも今年で34歳を迎える。DJが圧倒的な強さを見せ、残すは世界2階級制覇というほどの治外法権振りを発揮するなかで、ベナビデスは5度目の正直を果たすために評価の遡上に挙がり辛い状況下で、結果を残してきた。

ティム・エリオット、ジョン・モラガ、アリ・ガバウティノフ、ヘンリー・セジュードら世界挑戦経験のあるファイターに勝つ続け、実績を積むしか3度目のDJ戦はあり得ない。そしてUFCが求めるのは、ベナビデスに勝った選手に挑戦権を与えるという部分。シカゴから車で2時間ほどしか離れていないウィスコンシン州ミルウォーキーがベースのペティス弟とのホームといって良い状況でのマッチアップも、セルジオのベネビデス越えを期待してのものだろう。

とはいってもセルジオはセジュードに完敗を喫しており、スピードとタイミングの取る能力をディフェンスに生かすベナビデス攻略は簡単ではない。ただし、ベナビデスはヒザの前十字靭帯損傷で今回は実に1年半振りの実戦復帰となる。ACLの術後に動きが変わった選手は数多い。果たして2016年12月以前の動きをベナビデスが再現できるのか。

また、フライ級の勢力分布図争いに関係するカードが組まれた同大会にシカゴ在住でTitan FCバンタム級&フライ級王者ホゼ・トーレスのUFC初出場はあるのか──そこも非常に気になるところだ。

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