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【UFC221】異様なタフさを誇るリー・ジンリャンに逆転許さず、結果的にマシューズが大勝

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
Def.3-0:30-26.30-26.29-28
リー・ジンリャン(中国)

背筋、肩回りがリーより明らかに大きな元ライト級のマシューズ。頭を振って距離を詰めるリーに対し、左ジャブを伸ばす。そこに右を合わせようとしたリーだが、右から左を被弾する。右ローをキャッチして、右フックをマシューズが当てリーの動きが一瞬止まる。スナップのきいた右を繰り出すリーだが、左フックをテンプルにヒットされる。

距離を詰めたリーから左フックでダウンを奪ったマシューズが、即マウントを奪取する。左のパウンドに背中を見せたリーは後方からパンチを貰いながらも首を守り続けた。

2R、右フックを被弾して動きが止まったリーをギロチンで捉ええたマシューズ、リーはここで指を目にいれるような動きを見せて頭を抜く。これでトップを奪取したリーがパンチで反撃へ。相変わらずの異様なタフネス振りを発揮するリーはスタンドに戻ると、右から左を振るっていく。動きが落ちたマシューズも右オーバーハンドを打ち込む。右ボディを入れたリーがショート左右を連打し、マシューズが右を当て返すが、先手を取るリーが流れを引き寄せようとしている。

足を止めての打ち合い、ガードを下げて挑発するマシューズが、スリッピングでパンチの芯を外したが、リーの攻勢が目立つようになってきた。

最終回、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったマシューズが、ダーティーボクシングで攻めたてる。立ち上がって離れたリーだが、マシューズが巧妙に2R終盤に失いかけた流れを戻すことに成功した。テイクダウンが頭に残っているリーは、低い踏み込みから右を被弾してダウン。しかし、トップを取りにきたマシューズをリバーサルする。スクランブルからリーをケージに押し込んだマシューズは、残り1分で離れる。

左に続き右を当てたマシューズは、走り込んでヒザを突き上げる。さらに最後の15秒でダブルレッグを決めたマシューズが、3‐0で激戦を制し「タフな相手だった。指を目に入れてきたことは分かっていないけど、グローブを掴んできたりしてきたね」と勝利を振り返った。


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