【ONE67】横田一則=39歳が、19歳のクリスチャン・リーと対戦。年の差20歳マッチ
【写真】横田にはかつてのISAO戦のようにケージを背負うと絶対に倒れない、あのような試合を見せて欲しい(C)MMAPLANET
7日(水・現地時間)、ONE championshipより3月9日(金・同)にマレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナで開催されるONE67「Visions of Victory」に横田一則が出場し、クリスチャン・リーと対戦することが発表された。
4月に四十路を迎える横田にとって、ONE出場は2016年5月のマラット・ガフロフとの世界戦、そして昨年1月のマーチン・ヌグエン戦以来3度目となる。ヌグエンは横田と戦った時は無冠であったが、今やフェザー級とライト級王座を同時に保持し、同大会の2週間後にはバンタム級王者ビビアーノ・フェルナンデスに挑戦が控えている。
3階級同時制覇を狙うというONEを代表するファイターヌグエンとマラット、フェザー級ツートップに敗れ、敗北は致し方ないという見方がある一方で、横田は海外のファイトで持ちうる力を発揮できていないのも確かだ。一時期は引退を匂わせた横田は、昨年12月にDEEPで韓国のユン・ダウォンを2Rにキムラで仕留めている。ただ試合後には「一線級でやっていくのは難しい。引き際を考えて、集大成を見せられたら」とマイクで話している。
そのような状況で迎えるクリスチャンとの一戦。クリスチャンは言わずと知れたアンジェラ・リーの実弟で19歳、横田との年の差は実に20を数える。幼少期から英才教育を受け、体格でアンジェラを上回るようになるとイヴォルブMMAという練習環境を手にしたクリスチャンの戦績は7勝1敗で、その一敗は横田と同じくヌグエンに喫したモノだ。
注目度の高さから、プロテクトされた印象も残してきたクリスチャンだが、昨年12月には朴光哲をテイクダウンの際に頭部を痛打させTKO勝ちしている。フィニッシュに至るまで試合を支配していたことで、その実力を示した形のクリスチャンを相手に、横田はかつての難攻不落振りを発揮できるか。若いクリスチャンに一矢報い、爪痕を残すためにも横田には年齢も戦う場所も関係ない、振り切った姿を見せてほしい。
なお同大会はネーミングライトでアシアタ・アリーナと変名しているが、元々はプトラ・インドアスタジアムと呼ばれたマレーシア政府が所有する国立の体育館で開かれる。14000人以上のキャパを誇る同会場でのメインは、同国の22歳のエース=アギラン・タニがインドのイケメンファイター=Super Fight Leagueウェルター級王者のアミテシュ・チョーベーと対戦することが決まっている。