【UFC219】危なげなくジュリーがグレンを完封、フルマークの判定勝ち
<フェザー級/5分3R>
マイルズ・ジュリー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
リック・グレン(米国)
サウスポーの構えから左ミドルを見せるグレン。ジュリーは右ミドルを返し、組まれても逆にケージにグレンを押し込む。態勢を2度、3度と変えて離れた両者、ジュリーが右ミドルを決める。グレンの前進に左フックをヒットさせたジュリーは、右ミドルを続ける。グレンのボディが赤くなり、テイクダウンを仕掛ける。倒されると同時にスイープしたジュリーがトップを奪取。スタンドに戻ると、ジュリーは右ミドルから右ハイを放っていった。
引き続き右ミドルを入れるジュリーに対し、グレンはガードが下がり背中が丸くなってくる。テイクダウンも切られたグレンは、飛びヒザを受け初回を落とした。
2R、距離を詰めてきたグレンに、ジュリーが左フックを当てる。グレンは左ミドルから、右ジャブを見せてテイクダウンを狙う。尻餅をついたジュリーは、すぐに立ち上がる。蹴り足を掴むようになったグレンに対し、ジュリーは組みで軌道修正。ケージに詰めた状態から、バックを伺う。
胸を合わせつつ、体を入れ替えたグレンがダブルレッグを狙う。ボディロックテイクダウンをウィザードで凌いだジュリーは逆にボディロック&足払いでテイクダウンに成功する。そのまま肩固め、バックに回るとワンフックから両足をフックしつつ、ジュリーはグレンの動きに合わせてハーフでトップへ。グレンはフルガードに戻し、パウンドには蹴り上げで対抗したが、この回もジュリーのモノとなった。
最終回、ガムシャラに前に出て来るグレンをカウンターで迎え撃つジュリーは、離れて右アッパーを狙う。続いて左フックを入れると、グレンは手がなくクリンチを狙うのみ。こうなるとジュリーは時間を稼ぐことができて勝利に近づくのみ。グレンは突破口が欲しく、左ミドルを決めるも帰結がクリンチで逆転への布石を敷くことはできない。
ジュリーは余裕をもってグレンの攻撃を受け流し、右アッパーを打ち込む。残り1分でのテイクダウンは切られたジュリーだが、ヒザをボディに突き上げる。そして最後の40秒でニータップでテイクダウンを決めたジュリーは、パウンドを落とし最後は首を抱えてタイムアップを迎え、フルマークの判定勝ちを手にした。