【UFC221】失地回復へ、廣田瑞人がロス・ピアソンと対戦 「出直すことになりました」
【写真】試合の2日前にこのような状態にあった時よりも、コンディションは絶対に良いはず。相手が大きくなっても、プラスに作用するに違いない──と信じたい(C)KAORI SUGAWARA
22日(金)、UFC JAPANより来年の2月11日(日・現地時間)に豪州ウェスタンオーストラリア州パースのパース・アリーナで開催されるUFC 221「Whittaker vs Rockhold」に石原夜叉坊に続き、廣田瑞人がライト級に階級を上げて出場することが発表された。
9月のUFC JAPANを減量失敗で欠場した廣田が、2012年7月のStrikeforceにおけるパット・ヒーリー以来、5年7カ月振りにライト級に戻しロス・ピアソンと対戦することとなった。
ピアソンはTUFシーズン09ウィナーでUFC在籍7年になるファイター。英国人なのでブリティッシュ・コモンウェルスの加盟国である豪州とは結び付きも強く、知名度や人気も高い。ピアソンもライト級でUFCデビューを果たした後、6戦目でフェザー級転向も僅か2試合でライト級に戻しているという過去がある。
やや遠目の距離でステップを踏みつつ、回転数の速いパンチで接近戦に持ち込む。当然、接近戦は相手が受けて立った場合、もしくは相手を追い込んだ時に成り立つわけだが、廣田にしてみれば、受けて立つ気持ちでいるに違いない。
このところ競り合いを制することができず、4連敗中のピアソンを相手に減量苦から解放された廣田がCage Force、戦極、DEEPで見せていたガチガチでパワフルな戦いを見せることができるか。廣田のリリースに寄せた抱負は以下の通りだ。
廣田瑞人
「まず、9月のUFCファイトナイト・ジャパンの計量オーバーに関して、対戦選手の(チャールズ)ロサ選手、およびチーム・ロサの皆様、UFC関係者の皆様、そしてファンの皆様に改めて深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
前回の反省を踏まえて、階級をフェザー級からライト級に転向して出直すことになりました。この機会を与えてくれたショーン(シェルビー)とUFCに感謝しています。対戦相手のロス・ピアソンはTUFシーズン9の優勝者で、名前のある選手です。現在4連敗中ですが、強い選手にしか負けてないですし、映像を見直しても間違いなく強敵です。自分は日本版TUFの同時優勝でしたが、このTUF優勝者対決を制して、日本人の強さを証明したいと思っています。よろしくお願いします」