【Pancrase292】ライト級KOPT調印式。久米「勝利を掴むことだけ」×徳留「勝っても負けてもKOが一番」
【写真】徳留のピリピリ感は半端なかった (C)PANCRASE
8日(金)、東京都新宿区のQJJ内スマッシュ・オフィスにて、10日(日)に東京都台東区のディファ有明で開催されるPancrase292のメイン=ライト級KOPTの調印式が行われた。
昨年9月に同王座を獲得した久米鷹介にとって、初防衛戦となる今回の選手権試合。挑戦者・徳留一樹はその久米に奪われたベルトの奪回を狙う。
「試合が決まって、その前からリベンジすると決めていたので、すぐに気持ちを切り替えて練習できました。試合を見てくれれば分かるス。やります」とチャレンジャーがその心境を話すと、チャンピオンは「徳留選手の強さを知っていますし、その後の試合を見ても納得して勝ってきていますので、僕は今回王者ですけど挑むつもりで全部ぶつけるだけです」とコメントした。
質疑応答では前回の試合後にどのように過ごしてきたかという質問に対し、徳留は「あの負けでベルトを失って、一回辞めようかと思ったのですが、心を切り替えて自分の弱い部分を見直してこられたので、多分さらに自分は強くなれていると思う。なので、それが出せれば良いかと思います」と返答し、久米は「全ての局面においてレベルアップしないといけないと分かっているので、誰と戦うというのではなく練習してきました」と話した。
その後も徳留からはピリピリとした緊張感が伝わり、調印後の撮影の際も握手を拒んでいたのが印象深かった。以下、質疑応答の際の両者のコメントを掲載したい(※要約)。
徳留一樹
「久米選手は動きも凄いし、寝技のキープ力も凄い。日本人のライト級のなかでトップだと思うし、そういう選手とやるために今回は準備してきたので良い試合になる。
前回のようにならないようにやってきたけど、なったらそれは直せないということなのでキッパリと辞めるというぐらいの気持ちでやってきたので、全局面で上に立てるように練習してきた。自分の動きができれば勝てるので、そこが鍵になると思います。
本当にパンクラスの長い歴史でディファ最後のメイン、酉を務められるのは光栄だし、しかもこんなに強い相手とベルトを賭けて勝負できるというのは本当に気合が入る。日本の70キロ級でトップの試合だと思うので、ソレを見ていてほしいです。
できればKOでこの間の借りを返したいですけど、そんな簡単な相手じゃないので難しいとは思います。でも希望としてはやられるにしてもKO、やるにしてKOが一番格好良いかと思います」
久米鷹介
「前回、肌を合わせて強さは身に染みて理解できています。その後も強さはどんどん増していると思うので、そこを想定して徳留選手に勝てるように創り上げてきたつもりです。
ここまで創り上げてきたモノを全て出せるように最後は気持ちで勝負したいと思います。ディファの最後で試合をできる状況を作っていただき感謝しています。色々な人にサポートされて創り上げて来たので、自分を高めてくれる徳留選手という素晴らしい選手と戦います。
王者とか挑戦者という立場を越えて徳留選手と戦えることが、自分にとってプラスになる。なので自分の動きを出し切るだけです。自分のやるべきことをやって、KO、フィニッシュというのを目指しますけど、どのような状態になっても勝利を掴むことだけを考えて戦いたいと思います」
■ 対戦カード
<ライト級KOPT/5分5R>
[王者]久米鷹介(日本)
[挑戦者]徳留一樹(日本)
<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
村山暁洋(日本)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
カイル・アグォン(グアム)
<フェザー級/5分3R>
ISAO(日本)
粕谷優介(日本)
<バンタム級/5分3R>
佐久間健太(日本)
藤井伸樹(日本)
<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
安永有希(日本)
<ストロー級/5分3R>
井島裕彰(日本)
前山哲兵(日本)
<ストロー級/5分3R>
八田亮(日本)
江泉卓哉(日本)
<フライ級/3分3R>
荻窪祐輔(日本)
曹竜也(日本)
<フェザー級/3分3R>
松岡嵩志(日本)
MIKE(日本)
<女子バンタム級/3分3R>
東陽子(日本)
キム・ミュンボ(韓国)
<ライト級/3分3R>
TAG(日本)
亀井晨佑(日本)
<フライ級/3分3R>
杉山廣平日本)
猿飛流(日本)
<フライ級/3分3R>
廣中克至(日本)
水谷健人(日本)
<フライ級/3分3R>
渡辺竜也(日本)
後藤丈治(日本)
<ストロー級/3分3R>
野田遼介(日本)
御代川敏志(日本)