【DXFC】関西デモリッションが復活、ハシャーン×ライトイヤー&グッドマン×松井大二郎!!
【写真】2年4カ月前の大会でメインを張ったグッドマン田中。豪快なファイトが再び想いの詰まったリングで見られるか(C) MMAPLANET
20日(月)、オフィスレガースの乾真治代表が自らのSNSで12月17日(日)に大阪府豊中市の豊中市ローズ文化ホールでDXFC(Demolition Xtreme FC)の開催を正式に発表した。
2015年8月以来、2年4カ月振りのDXFCの活動再開は実のところ同日、京都府亀岡市の別会場で開かれる予定だった。しかし諸事情によりその会場が使用できなくなり、かつての本拠地といえる急遽ローズ文化ホールで行われることに。
そして同会場の都合で、予定されていたケージ使用はなくなりリングでの大会となるが、メインとセミのDXFCバンタム級選手権試合=ハシャーン・フヒト×ダイキ・ライトイヤー、ミドル級スペシャルマッチ=グッドマン田中×松井大二郎戦は始め、予定されていた試合は無事取り行われる。
HIGHSPEEDというキックボクシング大会を定期的にプロモートしている乾氏が、2年振りのデモリッションの開催、そして当初予定されていたケージ使用になぜ踏み切ったのか。メインとセミの2試合への変わりない思い入れとともに、その熱き想いを伝えたい。
乾真治
「DEMOLITIONの活動休止から2年が経ちました。過渡期は3年前、修斗がVTJで金網開催を関西で開始して以来、DEEPやパンクラスも関西での金網開催が始まり、主流となって来ました。リングMMAで継続して来たDEMOLITIONは役目を終えたと思いました。
しかし、ウチが興行を停止したことで選手が路頭に迷ってはいけないので、各団体への選手派遣等のケアは続けて来ました。その後もパンクラスでグッドマンが近藤有己選手に勝ったり、角田(成健)選手がグラジエイターのベルトを巻くなど、デモリッション出身選手が活躍してくれています。秋葉太樹選手も修斗で凄く頑張っていて結果を残しています。
そんな折、8月のグラジエイター和歌山大会に選手を派遣させていただいた際に、ケージの中で挨拶を依頼され──丁重にお断りしたのですが、どうしてもということで何か言わないといけなくなりました。
そして、そういえば年末に会場を押さえていたので『いつかデモリッションの金網版をやります』と言ってしまい、櫻井裕一郎代表にもその場でご協力をお願いしました。
このような経緯で活動再開に踏み切ったにも関わらず、メインカードではDEEP佐伯繁代表、並びにサステインの坂本一弘代表にご協力を頂き、DXFCバンタム級選手権試合として王者ハシャーン・フヒトにダイキ・ライトイヤーが挑む一戦──DEEPと修斗を主戦場に戦う選手の試合を組ませていただくことができました。両代表には心より感謝しております。
また、グッドマンがどうしても対戦したかった松井大二郎選手にダメ元でオファーしたところ、快く了解を頂きました。この2つのカードが実現することで、協賛や支援者の理解も得ることができるだろうと開催に踏み切りました。
年末の興行ラッシュにも関わらず、いつもHIGHSPEEDに選手を派遣して下さるSFK寒川代表が皇治選手と友情出演、ガチスパーをして下さるなど他に負けない顔触れとなります。
2年間も休んでおいて、今更デモリッションの完全復活を目指すようなことはしません。ただ今回のように老舗団体を含め、近隣の力ある主要団体に協力していただけるなら、ベルトも運用していかなければならないので、『このベルトが欲しい』と言ってくれる関西の選手のためにも、もう少しだけMMAのほうでも頑張りたいと思います。
MMAはケージで戦うモノという概念が関西に定着しつつあったなか活動を停止し、再開に当たり再びリング使用となったことには自分も納得てきていません。DXFCとして年1回ぐらいは開催の意義があるようでしたら、次回こそはケージ開催を目指します。今回は現状でベストを目指しますので、MMAファンの皆さん応援よろしくお願いします。
最後に急な変更にも関わらず、私を信じて待ってくださった選手及び関係者の皆さんには、心より御礼を申し上げます」