【UFC217】My gosh!!! 初回にダウンを喫したディラショーが2RにガーブラントをKOし、王座返り咲き
<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
TJ・ディラショー(米国)
Def.2R2分41秒by KO
コディー・ガーブラント(米国)
低い姿勢、スイッチを繰り返すディラショーが、遠い距離から左ミドル。ここに右を合わせていったガーブラントは中央を位置取りし、距離が近づくとフックを振るっていく。左ハイを放ち、ディラショーの前進を待つガーブラントは左ローにいきなり連打を仕掛ける。姿勢を乱しつつ距離を取り直したディラショーだが、ガーブラントが今度は自ら距離を詰めて右アッパー。ディラショーの前進に左フックを打ち込む。ガーブラントは得意の中間距離にディラショーを誘い、ボディフック、そして左ジャブを当てる。
ディラショーも終盤になり右を当てたが、距離を詰めたところで逆に右を合わされでダウンを喫する。すぐさまパウンドを落とされるも、ここは時間に救われた。
2R、ディラショーの左ハイをかわして、マタドールのような仕種を見せたガーブラントはミドル、ローを蹴られても落ち着いて間合いを取り、ダブルレッグを切る。と、テイクダウンのフェイクを見せていたディラショーの左ハイを受けて、尻餅をつかされる。すぐに立ち上がったガーブラントだが右から左、そして続く右を打った直後に右フックを浴びて前方に崩れる。ディラショーはパウンドを連打し、一気に試合を決めた。
直後に立ち上がって、ディラショーに前に立ちふさがり何やら叫んだガーブラントは、その後もハグをしてきたディラショーとは対照的に、相手陣営に詰め寄って何やら叫ぶ。それでも勝者コール直後には握手をして別れた。
「彼は若い。またコディー・ガーブラントは戻って来るし、戦うことになるだろう。コンディションとアゴが強い方が勝つ。ボディとインサイドローでガードを下げさせて、ハイを狙っていたんだ。デメトリウス・ジョンソンの連勝を止める」と王座に返り咲いたディラショーは喜びのコメントを残した。