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【UFN118】ポリッシュ・グラップラー、オスカル・ピホタがUFC初陣でフルマークの判定勝利

<ミドル級/5分3R>
オスカル・ピホタ(ポーランド)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョナサン・ウィルソン(米国)

サウスポーのウィルソンが左ミドルを蹴っていく。ピホタは左ハイをブロックし、関節蹴りを見せる。引き続きウィルソンが左ハイを狙うも、ピホタはこれもブロックする。逆に右ミドルをピホタが放つが、スピードに欠けるか。続く右ハイはスピードに乗っていたピホタが組んでテイクダウンから、立ち上がり際に即バックを取る。

スタンドで一気にRNCを狙うピホタは、水を得た魚のように動きが良くなり、後方からパンチを連打し、エルボーを打ち込む。残り1分、後方に倒れつつグラウンドに移行したピホタは襷を支点に姿勢を変え、もう一度背中に乗るとパームトゥパームで絞めつけ、初回を取った。

2R、自らのローでバランスを崩したウィルソン。その立ち上がり際にハイを狙ったピホタは、打撃ではあくまでも慎重に戦う。前に出るウィルソンに右を伸ばすピホタ、これもテイクダウンへの布石か。右を被弾したウィルソンが、表情を変えて前に出るが右を当たられる。動きの少ないラウンドは残り1分に。ウィルソンは左ハイをキャッチされ、腹ばいに倒れる。ピホタもバランスを崩しており、両者揃ってスタンドに戻る。ウィルソンは残り10秒を切って右を当てたが、終了間際に右を受けてダウンも時間に救われた。

最終回、スタンドの打撃戦、慎重な展開が1分以上続く。さらに1分が経過し、ピホタが左アッパーを振りながら前に出る。続いて右を当てたピホタだが、左を返される。直後に組んでボディロックからテイクダウン、バックを取ったピホタがパンチから背中を伸ばす。ウィルソンは上を向くが、ピホタはマウントを奪取。エルボーを落とし、思い切り鉄槌を打ち付ける。残り1分、肩固めに移行したピホタはウィルソンの動きに合わせて再びバックへ。そのまま三角クラッチで腕十字を仕掛けたピホタが、左腕を伸ばしたところでタイムアップに。2Rに続き、3Rもフィニッシュに近づいたピホタが、フルマークの判定勝ちでUFC初戦を飾った。

「母国のファンの前で戦えて凄く嬉しい。1Rで疲れて、フィニッシュできなかった。あんなに寝技ができると思わなかったけど、コントロールすることは問題なかった」と勝者は語った。

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