【TUF27】初回攻勢のピホタ。マーシャートが2Rに反撃しエルボーの猛攻からRNCで落とす
<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
Def.2R4分55秒by RNC
オスカル・ピホタ(ポーランド)
Undefeated大会のオープニングは11勝0敗1分のピホタの入場からスタートを切った。いきなり右ボディストレートを入れたピホタ、マーシャートは左ミドルを繰り出す。組んだピホタはケージに押しこまれながら、小外掛けでテイクダウンを奪うとマウントを取る。自らの意志のようにハーフに収まったピホタは枕で圧力を掛けてパスを狙う。マーシャートのブリッジに合わせて、逆側にパスをしたピホタ。
マーシャートのスクランブル狙いにダースを仕掛け、がぶってからバックへ。背中をマットにつけたマーシャートからマウントを奪う。マーシャートは腰を押しながらブリッジし、ポジションを返していくが、またもがぶられバックを取られないように引き込む。と、ここでレフェリーがブレイクを命じる。
ピホタはカウンターで右ストレートを当て、左ミドルを蹴り込む。さらに右から左を当ててダウンを奪うとマウントからパンチ。背中を見せたマーシャートにRNCを仕掛けたピホタは、足のフックを外してネックロックへ移行。この動きは勿体なく見えたピホタ、最後にポジションを許しそうになりつつも完全にラウンドを取った。
2R、左ミドルハイから前に出るマーシャートに対し、ピホタが右アッパーから左フックをヒットさせる。マーシャートもステップインして左を当てるが、ローでバランスを崩される。初回と比較するとペースが落ちたピホタは、マーシャートのテイクダウン狙いにギロチンも足を抜かれサイドに回られる。
ハーフに戻しギロチンを続けるピホタだが、マーシャートはパスを嫌がったピホタのバックに回る。胸を合わせたピホタにギロチンを仕掛け、トップをとったマーシャートは勢いの落ちたピホタのバックからパンチを集中させる。
殴られながら立ち上がったピホタにパンチ、ヒザを入れるマーシャート。さらに左ヒジを3発、そのまま左右のヒジを被弾したピホタは、アッパーを返すもヒザとヒジの猛攻を受ける。マーシャートはバックを取って、寝技に持ち込み後方からパンチを連打する。いつストップされてもしょうがないという状況で、動き続けるピホタだったがRNCに落ちてついに試合は決した。
初回の劣勢から逆転勝ちのマーシャートと同様に、ピホタの粘りも見事だった。