【UFN117】ゲスト来日、ミノタウロが語るUFC JAPANの見どころ「オカミが勝っても驚かない」」
【写真】ミノタウロはストレートを打って、サイドに動けと岡見勇信にアドバイスを送った(C)KAORI SUGAWARA
23日(土)のUFC Fight Night 117「Saint Preux vs Okami」=さいたまスーパーアリーナ大会に向け、20日(水)に開催されたメディアデーにはゲストファイターとして現UFC暫定世界ミドル級王者ロバート・ウィテカー、アリスター・オーフレイム、そしてUFCアンバサダーとして活動中のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラも出席した。
昨年9月に現役引退と同時にUFCのアスリート・リレーション・アンバサダーへと就任したミノタウロことノゲイラは若い選手の台頭を歓迎しつつ、ベテランの復活を称賛した(※要約)。
──現在の日本のMMAをどのように見ていますか。
「大会の数が減り、日本人の戦う場が少なくなってしまったね。そういう時にUFCが日本にカムバックして試合の場が提供できることに意義を感じているよ。
10年、20年前に活躍した選手たちが少しずつ引退し、日本もブラジルも同じで新しい世代の選手たちが活躍し始めている。次世代の選手たちが活躍してくれることをとても楽しみにしているんだ」
──桜庭和志選手が今年、UFC殿堂入りを果たしました。
「自分にとって感動的な出来事だった。実は滞在中に会う約束もしているんだ」
──来月、彼はグラップリングマッチで試合に出ます。
「40歳を過ぎてもアクティブでまだ練習を続けているし、よくやっていると思う。自分も見ていて嬉しく思うよ」
──ミノタウロ的にはUFCジャパン大会の見どころは?
「良いカードが揃っている。まずメインイベントのOSPはパワーがあるファイターで、ユーシン・オカミはきっちり戦略を立てて戦う。その2人がケージの中でぶつかり合うことでどのような展開になるのか、注目してもらいたい。
セミファイナルはブラジル人対決であり女子のトップ選手のジェシカ・アンドレジとクラウジア・ガデーリャの1戦だ。是非ここは見逃さないでほしい。グーカン・サキとエンヒッキ・フランケンシュタインの試合は、グラップリングのエンリケに対して、サキのK-1で培って来た技術がどのようにミックスされるのか。
ジョズエ・フォルミーガと対戦するウルカ・ササキもストロングファイターだね。フォルミーガはフライ級ランキング5位だし、ウルカは凄くインテリジェントな試合をする。この試合も外せないね」
──岡見選手は2階級上のOSPにチャレンジすることになります。
「オカミは相手をよく見ている。その上でしっかり戦略を立てて試合をする選手だ。5Rの最後まで戦い抜くスタミナもあるし、故郷である日本で戦う事は彼にとって何よりのアドバンテージになるだろう」
──ミノタウロはPRIDE時代に階級が上の選手と戦った経験を持っています。岡見選手へのアドバイスはありますか。
「素早く動くことと、動きを止めないことだ。体が小さい側の方がスタミナも持続しやすいから、そこをどう活かすかがキーになる。OSPはフックを得意としているから、岡見はストレートのパンチを打ちながら横に動いてカウンターを狙っていくのも良いだろう」
──岡見選手に勝つ見込みはあると思いますか。
「もちろん勝つ可能性は十分にあるし、勝っても驚くべきことではないよ。彼は熱いハートを持っているし、日本で戦うということが彼のパワーになるはずだ。僕はこの試合を受けた彼を讃えたい」
■UFN117対戦カード
<ライトヘビー級/5分5R>
オヴァンス・サンプレー(米国)
岡見勇信(日本)
<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーニャ(ブラジル)
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
五味隆典(日本)
<ライトヘビー級/5分3R>
グーカン・サキ(オランダ)
エンヒッキ・フランケンシュタイン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
ロランド・ディ(フィリピン)
<フライ級/5分3R>
ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
佐々木憂流迦(日本)
<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
アレックス・モロノ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
近藤朱里(日本)
ジョン・チャンミ(韓国)
<ウェルター級/5分3R>
安西信昌(日本)
ルーク・ジュモー(ニュージーランド)
<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
イム・ヒョンギュ(韓国)