【Bellator183】崖っぷち、後がないシンデレラボーイ=アーロン・ピコ、MMA2戦目へ
【写真】後がないピコ。あれだけ注目された初陣の敗北、心の強さも問われるプロ2戦目となる(C)BELLATOR
23日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターでBellator183「Henderson vs Pitbull」が開催される。メインは大会名にある通りベンソン・ヘンダーソン×パトリッキー・フレイレの一戦だ。
スコット・コーカーのご当地、Strikeforce時代からの本拠地SAPセンターは、今やベラトールにとってもビッグショーの代名詞となりつつある。今大会も上記にあるベン・ヘン×パトリッキー以外にもロイ・ネルソンのベラトール初戦=セルゲイ・ハリトーノフを16秒で倒したハビー・アヤラ戦、さらにウェルター級タイトル戦線における生き残りを賭けたポール・デイリー×ロレンツ・ラーキンの仕切り直し同士の戦いなど、見逃せないカードが揃っている。
そんなかアーロン・ピコがMMA2戦目をジャスティン・リンを相手に行う。アーロン・ピコの名前を憶えているだろうか? ジュニア&カデット・レスリングでフリースタイル、グレコローマン、そしてフォークスタイルで全米王者になり、ボクシングやパンクレーションの経験もあったことで、2年11カ月前にベラトールは究極の青田買い=長期契約を結んだ。
そしてAKAでMMAファイターとして必要な経験を積み、今年の6月23日にあのMSGでデビュー戦を迎えたMMA界のシンデレラボーイだ。しかし、こともあろうかピコは完全にアンダードッグと見られたザック・フリーマンのアッパーを被弾し、ダメージを誤魔化すように組み付いてギロチンにより僅か24秒で一敗地に塗れてしまう。
将来が確保されたエース候補は、悪夢のような初戦から3カ月を経て、今回は7勝3敗のリンと相対することとなった。RFAで2勝1敗という戦績のリンは、現在連敗中のファイターだ。
注目度が異様に高いだけに、早くも崖っぷちのピコ。ある意味、デビュー戦以上に大切な2戦目が本当に気になる。
■Bellator183対戦カード
<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー(米国)
ロレンツ・ラーキン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン(米国)
ハビー・アヤラ(米国)
<ライト級/5分3R>
アダム・ピッコロッティ(米国)
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
ジャスティン・リン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ブルック・マヨ(米国)
ケイリン・ネイル(米国)
<バンタム級/5分3R>
リカルド・バルケス(米国)
ジャスティン・テネドライ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・オルテガ(米国)
トニー・ジョンソン(米国)
<フェザー級/5分3R>
ブランドン・ラロコ(米国)
ガストン・ボラノス(米国)
<女子フライ級/5分3R>
コリーナ・ヘレラ(米国)
ジェイミー・ニエヴァラ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アレックス・ロペス(米国)
フェルナンド・トレビノ(米国)
<ライト級/5分3R>
ルイス・ジャウレキ(米国)
JJ・オカノヴィッチ(米国)
<フライ級/5分3R>
アンソニー・キャストレジョン(米国)
ダニエル・ゴンザレス(米国)