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【UFN116】ジュードー・テイクダウンが決め手。オバメルシエがマーチンにスプリット判定勝ち

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
トニー・マーチン(米国)

サウスポーのオバメルシエにマーチンがまず右インサイドローを蹴っていく。オバメルシエは左ストレートを見せて、左ロー。マーチンが右ハイを狙うと、オバメルシエも左ハイを繰り出す。オバメルシエの前進にマーチンが右アッパーを合わせる。ケージに押し込荒れ田オバメルシエが小外刈りでテイクダウンに成功する。マーチンは潜ってオバメルシエを前方に送って立ち上がるも、テイクダウンでラウンドを落としたか。

2R、左を伸ばしつつ、テイクダウンを仕掛けるオバメルシエは、左ハイの直後にダブルレッグを仕掛ける。ケージを背にしウィザードのマーチンをここでも小外でテイクダウンしたオバメルシエは、フックスイープに合わせてパスを狙う。足を戻したマーチンが、バタフライガードへ。背中を付けたままのバタフライを潰しつつ、一旦起き上がったオバメルシエはパウンドを落とし、一気に足を越していく。

足を戻したマーチンはパスの仕掛けにニンジャチョークも、スクランブルでバックを取られそうになる。マーチンは胸を合わせるが、オバメルシエが大内刈りでテイクダウンを奪取する。オーバーフック&バタフライ・スイープを狙うマーチン、バランスをキープしたオバメルシエがトップのままラウンドを戦い切った。

最終回、フィニッシュが必要なマーチンは、オバメルシエのローに右を合わせる。手堅くシングルに出たオバメルシエをマーチンはアナコンダで捉える。タイトに入ったように見えた逆転技だが、オバメルシエが頭を引き抜く。ここでトップを取ったマーチンが、パンチを3発落としパスをンラウ。スクランブルでバックを制したマーチンは、両足をフックして背中を伸ばさせる。四の字フックのマーチンが、パンチからRNCを伺う。

手首を掴んで防御するオバメルシエ。マーチンも強引にアゴの上から絞めを仕掛けるが、難しくパンチに切り替える。10-8ならドローに持ち込めるマーチンだが、今大会はペンシルバニア州はニューレギュレーションを取り入れていない。2度ほどマーチンが腕十字を狙ったが、オバメルシエが守り切りタイムアップに。結果、ジャッジ1名が初回をマーチンと判断したのか、1票を失ったもののオバメルシエはスプリット判定勝ちを手にし、「ベストパフォーマンスじゃないけど、ベストウィンだ」と話した。

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