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【ONE58】ルンピニー3階級制覇、サゲッダーオのMMA2戦目。山田哲也の対戦相手が急遽変更

Sagetdao vs Mohamed【写真】どのようなムエタイの技術を見せてくれるか(C)ONE

2日(金・現地時間)、中国は上海の上海オリエンタル・スポーツセンターで行われるONE58 「Shanghai」でルンピニー3階級制覇のサゲッダーオ・ペットパヤータイがMMA2戦目を迎える。


ムエタイの殿堂ルンピニーでフェザー級、スーパーフェザー級、そしてライト級を制し、ラジャダムナンでもフェザー級王者、WBCムエタイではスーパーライト級王座に輝いているサゲッダーオは、3月11日にケルヴィン・オンを140秒TKOで下し、MMA初陣を飾っている。

その勝ち方もムエカオらしく、首相撲でオンを捉えヒザ蹴りを3発ボディに突き刺し、動きが止まったところで、パンチでラッシュを掛けていた。それ以前も基本、待ちの姿勢で左ミドル、左ストレートとヒットさせ、組まれてもワキを差して崩していた。さらにケージに押し込まれるといよいよ本領発揮、腕や肩を固めてエルボー、ヒザ蹴りと持ち味を十分に発揮していた。

前回の相手はキャリア1勝0敗、今回戦うマムード・モハメッドは4勝5敗で勝ち星は全てエジプトでの試合でONEやデザートフォースなど国外でのファイトでは白星には恵まれていない。基本、打撃から組むスタイルのモハメッドだが、どちらも完成度は高くなくサゲッダーオにとっては得意な局面で勝負できる相手といえる。

それだけにケージを背にした局面や、足を取りに来る相手にどのようなムエタイの組み&ヒザやヒジが見られるのか楽しみだ。

Rozewski vs Yamadaなお、山田哲也と対戦予定だったジャダンバ・ナラントンガラグがビザを習得できず、上海入りが不可能に。日曜日にトンガーが訪中できないことは明らかとなっていたようだが、そこでONEは山田の対戦相手の確保に奔走し、水曜日に上海在住の米国人ファイター、カイル・ロゼウスキーを確保できたとのこと。米国時代はキャリア4勝4敗という記録が残っているロゼウスキーだが、2015年以降は中国で試合を積み22勝10敗1分というレコードで紹介されることもある。そして現CKFフェザー級タイトルホルダーとらしいが、とにかく未知過ぎる。このような相手と戦うこととなった山田、自分のやるべきことを遂行することが勝利への近道と考えるのが一番だ。

■ONE58対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ベン・アスクレン(米国)
[挑戦者]ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
カイル・ロゼウスキー(米国)
山田哲也(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
マ・ハオビン(中国)
フーシー・グウツウ(中国)

<女子ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
シュー・チュンヤン(中国)
エー・ヤーナット(カンボジア)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
チェン・チュンミン(中国)
ペン・シューウェン(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
サゲッダーオ・ペットパヤータイ(タイ)
マムード・モハメッド(エジプト)

<女子ストロー級(※56・7キロ) /5分3R>
ミャオ・ジェ(中国)
モナ・サミル(エジプト)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ヤロスラフ・ヤルティン(チェコ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
チャン・チェハオ(中国)
リー・チェンチャオ(中国)

<フェザー級(※70.3キロ) /5分3R>
マーク・マルチェリーノス(マレーシア)
チャン・クワン・ロッ(ベトナム)

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