【Gladiator004】イ・ヒョンソクに勝利、レッツ豪太「勝利は最低条件、そこから先を」
【写真】外見のイメージ通りの試合ができるかが、レッツの課題(C)MMAPLANET
13日(日)に和歌山市の和歌山ビッグウェーブで開催されたGladiator004でイ・ヒョンソクに判定勝ちを収めたレッツ豪太。
これで昨年11月のムン・ジュンヒ、今年の3月のキム・ギョンピョと続いた韓国人ファイター3連戦を2勝1敗とした。試合後「前の試合もホンマは負ける相手じゃなかった。今度は僕の方が韓国、ロードFCへ乗り込みたい」とマイクアピールしたレッツをイベント終了直後にキャッチした。
■「今はストライカーです」
――ノリノリのマイクでした。
「いやぁ、でも試合が……(苦笑)。勝ちにこだわった試合になってしまいました。前回の負けからたまっているモノが多すぎて。KOで勝てたら気持ち良かったのですが……最低限の勝利という目標は達成できました」
――勝ちにこだわった試合がダメだとは決して思いません。ただ、レッツ選手に関しては『もっとできるだろう』という想いがあるので歯がゆく感じるのも事実です。
「あともう一押し、そこをどう創ることができるのかが僕の課題です。今日はトップを取った時に勝てるとは思いました。でも、そこからいかに攻めるのか、このまま勝ちに徹するのかという葛藤はありました。そして、一本を狙い行こうとはしたんです」
――初回の足関節ですね。あれは驚きました。
「案外、練習では取っている形なんですよ(苦笑)。でも、下になったら危ないですよね。リカバリーできて良かったです。今から思うと殴るべきやったと思います」
――レイシック手術の成果、もうコンタクトが外れない試合で見せたのがストレートフットロックからのヒールとは。
「アッハハハハハ。でも、トップ取った時に頭が当たって。あれコンタクトやったら取れていたはずです。その点では効果が出ています」
――と同時に相手の打撃はしっかりと見えていました。
「正直、打撃に関しては伸びていると思います。もともとはグラップラーでしたが、今はストライカーです」
――三日月蹴りもミドルより前蹴り的に入れており、効果的でした。
「あれで反応もするようになったし。練習でも威力は確認できている攻撃です。ただ、さっきも言いましたが勝ちはしましたけど、次からはそれ以上を目指します。KOを狙う姿勢、もう一歩先ですね」
――はい。KOは結果論であっても、そこまでの姿勢ですね。とはいっても、しっかりと勝つ姿勢も欠かせないと思います。レッツ選手は出で立ちから、豪快なファイトを連想させるのでギャップが大きいのかと。
「見た目通りやったら行けるやろって、思われるのはあると思います(苦笑)。だから、その期待を裏切らない試合をせなアカンのですけどね……。今日の試合も反省だらけです。それは重々承知していますので」
――HEAT、Gladiatorと来てROAD FCというイベント名が出てきました。
「やはり韓国人選手と3試合連続で戦い、今度は僕の方が韓国へ行かなアカンやろうと。全然、負ける気はしないです。そういう気持ちでロードFC出場のアピールをしました。これから上を目指すには、固めているだけじゃ逆に対戦相手が立つ力を持っているでしょうし……打撃勝負でも負ける気はしません。
次がどこになるか、今は分からないですけど勝ちは絶対条件。それ以上の良いモノを求めたいです。倒す姿勢を」