この星の格闘技を追いかける

【ONE56】やるべきことをやった安藤――と思われたが、ナシューヒンに判定負け

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
Def.3-0
安藤晃司(日本)

右ハイを見せたナシューヒン、続いて右ローを繰り出す、安藤は右をついて中央で待つ。ナシューヒンの右オーバーハンドをかわした安藤は、右を被弾しそうになる。ナシューヒンは右ローから右を伸ばすが、安藤もしっかりと反応。右から左が早いナシューヒン。安藤は遠目のレンジで距離を測り、まずは当たらない距離を取る。下がりながら迎え撃ってワンツーを伸ばした安藤は、左ボディを入れる、ナシューヒンの後ろ回し蹴りに沸く館内。安藤は左フックに右を当てる。

ナシューヒンが右ハイから右を狙うが、安藤はかわして左ジャブ――も距離は遠い。右ミドルをブロックした安藤は、右ハイをかわして右ジャブをヒット。ナシューヒンも無暗やたらと打撃を振るわず、緊張感のある打撃戦が終わった。

2R、ナシューヒンの左に右を合わせようとした安藤。続く右ローにナシューヒンが左を当ててくる。ナシューヒンの右を被弾しても、安藤は下がらず前へ。ケージまでナシューヒンを下がらせる。ナシューヒンがここで右ミドルを蹴って前へ。安藤は右ジャブを入れて距離を詰めると左ストレート。前に出てくるナシューヒンを押し返した安藤が右を打っていく。

しかし、ここでレフェリーが安藤にアクションを命じる。直後の接近戦で右を当てられた安藤が、ダブルレッグへ。四つから小外掛けを狙った安藤は、ナシューヒンの姿勢が乱れるとダブルレッグからの小外刈りでついにテイクダウンを奪うことに成功する。残り1分、安藤は細かいパンチから蹴り上げでスタンドに戻る。ナシューヒンは右を伸ばしたが、疲れたか。安藤は右を当ててナシューヒンを削った。

最終回、ナシューヒンが右ミドル。安藤は左を伸ばす。左に回るナシューヒンに右ジャブを当てた安藤が組みにいく。離れ際に右を入れた安藤は、下がるナシューヒンをケージに詰めながらミドルから右を被弾。フックを近距離で出し合い、離れた安藤が組み付いてテイクダウン。ナシューヒンが背中をマットにつける。

クローズドガードを解いて立ち上がったナシューヒンに対し、安藤は左から右を狙う。さらに右からテイクダウンを狙ったが、これは間合いが遠かった。ナシューヒンは右を当て、前に出てくる安藤の顔面にもう一発右ショートを打ち込む。安藤は組みにいき、ここも小外掛けでテイクダウン。ハーフで抑えた安藤は、上体を起こしてパンチを入れる。蹴り上げで立ち上がったナシューヒンが右ハイ。ブロックした安藤だが、ここで試合終了を迎える。

大きな打撃は被弾していない。テイクダウンは3度取った安藤は0-3で敗れた。ダメージ優先は決して動きを止めるほど効果的でなかった打撃>テイクダウンということではないと思われるのだか。

PR
PR

関連記事

Movie