【ONE56】初回にダウンを喫するも、ドリアン朴が華麗なテクを見せ逆転TKO!!
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
朴光哲(日本)
Der.3R3分20秒by TKO
エリック・ケリー(フィリピン)
ケリーのローにもプレッシャーを与える朴は、テイクダウン狙いを切ってパンチを入れる。ケージにケリーを追い込み、左ジャブ、ローを蹴られても左フックを振るい首相撲へ。パンチを当てて離れたケリーが左を当てる。朴は右から右ローを蹴られるが、引き続き圧を掛ける。左を当てた朴、直後に右ストレートを被弾し後方にダウンする。
ハーフから潜ろうとした朴を抑えたケリーは、体を起こして左右のパンチを落とす。腰を切って逃げる朴だが、ケリーは枕で抑える。残り1分、朴は蹴り上げから立ち上がると右アッパー、ケリーはクリンチアッパーも朴が右を当てて、左ミドル。さらにパンチから左ミドルを蹴りこんだ朴だったが、リードを許した。
2R、右を2発入れた朴は左ジャブから右ストレート、さらに左ロングフック、ケリーも左を返し組み付くとテイクダウンを決める。立ち上がった朴は、右ローに右を合わされ再び背中をつかされる。フックガードの朴に対し、ケリーは立ち上がるが、右クロスを被弾しペースが落ちる。下がったケリーにボディフック、右を打ち込む朴。さらにテイクダウンを切ると左ボディを思い切り決める。腹を効かせてテイクダウンを切った朴が、この試合で初めてトップを奪う。
朴は立ち上がってパウンドを落とし、何と足を越して肩固めへ。マウントへ移行した朴は背中を向けたケリーにエルボー、RNCを狙うが立ち上がられる。それでも左を入れ、下がったケリーに右を当てるとダブルレッグを切り、がぶりからヒザを頭部へ連打する。ギロチンを狙うなど、朴が初回の劣勢を完全に取り返した。
最終回、朴は右を内側から入れ左、さらに右を打ち込むとケリーが後退する。左ミドルを入れた朴は、ダブルレッグをスプロールし右アッパー。動きが落ちたケリーに後ろ回し蹴りを放つと腹に入り、動きが止まったケリーがテイクダウンへ。ここも余裕をもって切った朴は、離れて左ミドル。場内はケリーコールも、朴が右を打ち込み左で追い打ちをかける。
ケリーのシングルには乗り過ぎた朴は、カカトを掴んで耐えるとパンチを落としてサイドバック。ついにケリーが引き込み、朴がマウントを奪取。亀からスクランブルを狙ったケリーを潰し、後方からパンチを連打した朴が見事に逆転TKO勝ちを決めた。