【TUF25】右ローが勝敗を分ける、クローズがディアキーシーにスプリット判定勝利
<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
マーク・ディアキーシー(英国)
スイッチを織り交ぜ、スピニングバックキック、サイドキックを繰り出すディアキーシーに対し、クローズは一気にダブルレッグを決める。ディアキーシーはすぐに立ち上がると、踏みつけを狙ってきた際にテイクダウンを決める。バックを制したディアキーシーはテイクダウンから立ち上がったクローズをスナップバックのような形でスラム気味に叩きつける。
クローズはここも即スタンドに戻ると逆にディアキーシーを金網に押し込む。離れたディアキーシーはワンツー、飛び前蹴りから後ろ回し蹴りを繰り出す。直後にクローズは右ローでディアキーシーを崩し、トップを奪う。ハーフでしがみつくディアキーシーは、ヒールフックを狙いトップを取り返す。クローズもヒザ十字&スイープを仕掛けたが、ディアキーシーがトップを取り切った。
2R、ディアキーシーの二段蹴りのフェイクに組みついたクローズ、離れるとローキックを蹴っていく。左ハイをキャッチされ倒されたディアキーシーは、すぐに足関節を仕掛けてスクランブルに持ち込む。飛び込んで蹴りを見せるクローズだが、ここは逆にディアキーシーがクリンチで金網に押し込む。と、ディアキーシーヒザ蹴りが急所に入り、試合が中断される。
オクタゴン中央で再開後、クローズがディアキーシーをケージに押し込む。離れてもすぐに組みつくクローズに対し、ディアキーシーが飛びヒザを狙う。自らの後ろ回し蹴りでバランスを崩しガードを取ったディアキーシーは、立ち上がった直後にまたも右ローで倒れてしまった。
最終回、クローズのローに左を合わせたディアキーシーは、二段蹴りをアゴ先に蹴り込む。さらにサウスポーの構えから左ハイ、左ボディストレートを放つ。クローズはワンツーからスリーの左を当てると、ダブルレッグへ。リバーサルからバックを取ったディアキーシーは、後方からヒザを突き上げる。バックコントロール、ボディロックと組みで優勢のディアキーシーはリリースして左ハイを狙う。これは当たりが浅くクローズが正面を向くとすぐに組みに行く。離れて左を入れたディアキーシーに対し、何度も両手を広げて挑発するクローズ。それだけ厳しい局面でシングルも、ギロチンで切られる。
最後まで攻め組み&打撃で前に出たクローズ、彼の2度に渡るローでのトップ奪取がいかにジャッジの裁定に影響を当たるのか。結果、スプリットに割れた勝負はクローズに凱歌が挙がった。