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【Bellator179】ベラトールよ、これがローリー・マクドナルドだ。デイリーに何もさせずRNCで一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
Def.2R1分45秒by RNC
ポール・デイリー(英国)

さすがにUFCのトップコンテンダー、ロンドンでの支持も高いマクドナルド。一方、デイリーも大きな声援を背にキャットウォークを闊歩する。

ダブルの左ジャブから右フックを見せ、即シングルレッグに出たマクドナルドがテイクダウンを奪う。マクドナルドは右エルボーをこすりつけるように打ち込み、右のパウンドを入れていく。クローズドでスクランブルに持ち込めないデイリーは、機先を制されてしまった。ガードが割れると、即ハーフに持ち込んだマクドナルドが右を落とす。さらにアームロックを狙う素振を見せつつ、無理なく試合のペースを掴んだ。

マクドナルドは立ち上がってパンチからパスガード、デイリーに腰を切れないように抑えて背中をつけさせる。デイリーが腰を切ってくると、パンチを落とし正対しつつエルボーと完成度の高さを見せつける。残り30秒で立ち上がって重いパウンドを入れ、蹴り上げにも対処したマクドナルドがパーフェクトな5分を過した。

2R、デイリーの飛びヒザも距離を取ったマクドナルドが右ハイ、前蹴りからシングルでまたも早々にテイクダウン、即サイドを取る。右エルボーを連打し、デイリーの動きに合わせて自在にパス、さらにレッグドラッグからマウントを奪取する。エルボーを落とし、一気にバックに回り込むと同時にRNCでタップを奪ったマクドナルド、完全無欠のベラトール・デビュー戦だった。

「長い間、戦っていなかった。また戦いのトラックに戻るために集中していた。ポールはこれまで戦ったなかで最も強い一人、タイミングを見て打撃を打ち込む瞬間を伺っていた。リマとラーキン、どちらからでもベルトを奪う。そして、地獄を見せるよ」とマクドナルドは完勝を振り返り、敗者は「マクドナルドはバカじゃない。安全な戦い方ができる。次? マイケル・ペイジ、クソ野郎、次のウェンブリーで戦ってやるよ」と話した。


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