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【Pancrase286】久米鷹介と対戦、マティヤ・ブラジセビッチ 「子供の頃、ブランコみたいになりたいと」

Blazicevic【写真】公開練習ではラッドマン&ブルシッチよりスクランブル的な動きを多く取り入れていた (C)MMAPLANET

20日(木)、東京都渋谷区の和術慧舟會HEARTSで23日(日)に江東区ディファ有明で開催されるPancrase 286に出場するアントン・ラッドマン、マルコ・ブルシッチ、マティヤ・ブラジセビッチの3名=ブランコ・シカティック率いるクロアチアMMA軍団の公開練習が行われた。

ここでは昨年11月12日に行われたRoad to Pancraseトーナメントを勝ち上がり、今大会のメインでKOPライト級チャンピオンの久米鷹介と対戦するマティヤ・ブラジセビッチ──「ブランコと日本に来て試合できるなんて有り難い」というブラジセビッチの声をお届けしたい。


Matija Blazicevic──自己紹介をお願いします。

「マティヤ・ブラジセビッチ、ザグレブからやってきた。ATTザグレブに所属している、29歳だよ。MMAを始める前は空手をやっていてナショナル・チームの一員だった。もっと経験を積みたいと思ってMMAを始めたんだ」

──空手の流派は?

「松濤館だよ。MMAではアマを5試合戦って、セミプロで1試合、そこからプロになった。プロになってからは20戦11勝9敗で、負けは1つがカットでドクターストップになり、他は判定負けだ。勝った試合は6試合が一本勝ちで2試合がTKO勝ち。打撃、レスリング、柔術と練習しているのでグラウンドになっても問題ないよ」

──ATTサグレブにずっと所属してきたのですか。

「これまで3つのクラブに所属してきて、ATTザグレブに入った1年になるんだ。ATTは一ヵ所で全ての練習ができるし、ラシッド・マゴメドフのようなUFCファイターもいる。チェチェン、米国から練習に来ていて、トレーニングパートナーも多いんだ」

──では久米選手の印象を教えてください

「パンクラスのチャンピンだね。尊敬しているし、戦えることは光栄だよ。彼の試合はチェックして、分析してきた。だから、日曜日は良い試合になるだろう。全ての面で準備してきたからね。打撃も寝技も……。クメは強くて、動きも良いし、しっかりと対策を練って試合をしている。パンチも強いし、コンプリートファイターだよ。何より、経験が豊富だね」

──ところでブラジセビッチ選手はクロアチアではファイターだけで生活しているのですか。

「それはない。救急救命士をやっているよ」

ブランコ・シカティック 人を助ける仕事だけど、ケージでは人を破壊しているんだ(笑)。

──やはり初来日の選手として、シカティックさんの初来日のような衝撃を残したいですね。

「子供のころ、ブランコの試合を見てブランコみたいになりたいって思っていたんだ。そのブランコと日本に来て、試合できるなんて有り難いことだよ」

■ Pancrase286 対戦カード

<ライト級/5分3R>
久米鷹介(日本)
マティヤ・ブラジセビッチ(クロアチア)

<ライト級/5分3R>
アキラ(日本)
徳留一樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
ISAO(日本)
マルコ・ブルシッチ(クロアチア)

<バンタム級/3分3R>
瀧澤 謙太(日本)
神田T800周一(日本)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
アントン・ラッドマン(クロアチア)

<フライ級/5分3R>
翔兵(日本)
春日井健士(日本)

<フェザー級/3分3R>
松嶋こよみ(日本)
内村洋次郎(日本)

<ストロー級/5分3R>
北方大地(日本)
八田亮(日本)

<ライト級/3分3R>
林源平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/3分3R>
CORO(日本)
藤井伸樹(日本)

<フェザー級/3分3R>
横山恭典(日本)
コンバ王子(日本)

<フライ級/3分3R>
小川徹(日本)
アレックス・オカベ(ブラジル)

<ウェルター級/3分3R>
中村勇太(日本)
手塚裕之(日本)

■スウィングバウト

<ウェルター級/3分3R>
上原 広誉(日本)
菊入 正行(日本)

<ライト級/3分3R>
渡慶次 幸平(日本)
丸山 数馬(日本)

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