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【UFC FOX24】デメトリウス・ジョンソン、コンプリートファイターがパーフェクトVで防衛タイ記録

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
Def. 3R4分49秒by 腕十字
ウィルソン・ヘイス(ブラジル/1位)

まずは右ローを蹴っていったDJ。右を伸ばして、すっと距離を取る。ヘイスは上半身を振ってステップを踏む。そこに右ハイを狙ったチャンピオンは、ローで足を払われるもテイクダウン狙いは切る。DJは右ミドルを入れ、ガードの上から右ハイ。そして左ストレートを伸ばす。続く右ミドルをキャッチしてテイクダウンに持ち込んだ挑戦者。DJはすぐに立ち上がる。

ヘイスは基本サウスポーで時折シャッフルを織り交ぜる。右ローを入れてDJは右を当てて、ダブルレッグを切ってヒザ蹴りを狙う。スイッチして前進してきたヘイスに左をヒットさせたDJが、続いて左を当てる。直後に初回が終わりチャンピオンのラウンドとなった。

2R、ケージ中央のクリンチから離れると、DJ が右ミドルを入れる。打撃戦のなかでスッと組んでバックに回ったチャンピオンが、そこに拘る自らリリースする。やはりスピード&反応ともにDJが上か。右をクリーンヒットしたDJが、飛び込んでバッ奪取。前転して巻き込みながら寝技を狙ったヘイスだが、クラッチを解かれて一人で前回りすることに。

そして立ち上がり際にパンチを狙ったチャンピオンが、先手先手を読んで戦っている。とにかく下がらないという状態の挑戦者に右ミドルを決めたDJは再び右を入れると、テイクダウン狙いにも素早く反応して今後は左ストレートを当てる。三日月気味のミドルも使うDJが、右ローでヘイスのバランスを崩し、右ヒザ蹴りをボディに。倒れたヘイスにエルボーを連打、力の差を見せつけるような2Rが終わった。

3R、ヘイスの左ミドルに右ローを返したチャンピオン。挑戦者は一段と距離を詰めるようになるが、ダブルレッグを切られ引き込む。寝技に付き合わなかったDJが右ストレート、左フックを当てる。テイクダウンを再び切ってがぶると、ガードを取ったヘイスを立たせて右ミドルを蹴りこむ。サウスポーに構えたDJは、オーソに戻して右ストレート、若干下がりながらの右ミドルという神技級の蹴りを入れる。

サウスポーに構えて左ミドル、オーソに戻して右ストレートをヒットさせてのダブルレッグと勢いが止まらないDJが、パスガードからサイドを奪う。スクランブル狙いをギロチンで潰し、ヘイスに背中をつかせると、ハーフから左エルボー。本能的に潜ってきたヘイスに待っていましたとばかりに、左エルボーを的確に連打する。

流血のヘイスからマウントを奪うと、小刻みなパンチから左手ヘイスの左腕をすくって腕十字一閃!!! ヘイスは左腕が伸び、心も折れるようにタップした。デメトリウス・ジョンソンがアンデウソン・シウバと並ぶ、UFC世界王座防衛記録を『10』とした。


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