【UFC210】初回の劣勢を切り抜けたカミンズが、ガス欠のブラボヴィッチに判定勝ち
<ライトヘビー級/5分3R>
パトリック・カミンズ(米国/13位)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド/12位)
左のジャブから、ワンツーと距離が近付いたときにパンチを打ちあう両者。カミンズのワンツーをバックステップでかわしたブラボヴィッチが左アッパーでダウンを奪い、パウンドを連打していく。立ち上がったカミンズに首相撲を仕掛けたブラボヴィッチはスリップして尻餅をつく。すぐに上を取ったカミンズだが、スクランブルのなかでアナコンダを仕掛けすっぽ抜ける。
ブラボヴィッチは左ミドルを蹴り、左アッパーから右フックを打ち込む。ケージに押し込まれたカミンズはアッパーからヒザ蹴りを受けるも、ダーディーボクシングで抵抗して離れる。アッパーで試合をリードするブラボヴィッチだが、大内刈りでテイクダウンをされ腕十字を外される。ケージに際でブラボヴィッチが再び腕十字を仕掛け、カミンズが腕を抜いたところで立ち上がり、ラウンド終了に。
2R、ブラボヴィッチがショートのアッパーを打ち込む。カミンズは直後に組みついてケージに押し込むも、ブラボヴィッチが回り込んで離れる。左ジャブを当てたブラボヴィッチの右アッパーを掻い潜ってカミンズがダブルレッグを決める。腕十字、三角絞めを防いだカミンズをブラボヴィッチはキムラの仕掛けから、腕十字に移行する。鉄槌の連打を落としたカミンズがエルボーを打ち、ブラボヴィッチを立たせない。
残り90秒になり、蹴り上げから立ち上がったブラボヴィッチは逆にダブルレッグを仕掛け尻餅をつかせる。すぐに立ち上がったカミンズが胸を合わせて小内刈り。耐えたブラボヴィッチが左ハイを見せ、アッパーの連打から左ハイ。両手をヒザにやるなど、疲れた様子を隠さないブラボヴィッチはダブルレッグを切られ2Rが終わった。
最終回、ブラボヴィッチは肩で息をしつつ右ロー。カミンズはテイクダウン狙いから右ストレートをヒットさせる。アッパーにダブルを合わされたブラボヴィッチは引き込んでクローズドガードに。ここも腕十字を防がれたブラボヴィッチがパウンドを連打される。離れたカミンズにブラボヴィッチはダブルレッグを仕掛けるも、カミンズがスプロール。
とブラボヴィッチは急にエンジンが掛かったように飛びヒザから、パンチ、左ハイを見せる。しかし、直後にテイクダウン狙いをがぶられ頭部にヒザを連続で被弾したブラボヴィッチはバックを取られそうになりガードを取る。このままトップをキープしたカミンズが逆転で2-0の判定勝ちを収めた。