【WSOF35】アンドリュース・ナカハラが、ワロにスプリットで下る
<ウェルター級/5分3R>
マニー・ワロ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル)
右ストレートを伸ばすワロに対し、ナカハラは左ミドル。さらい左前蹴りも、ワロは思い切り右を振り回す。ナカハラが右ローを2発、ワロが左ローを返す。パンチの圧力が強いワロをローで崩すナカハラ。テイクダウン狙いを切り、残り5秒で後ろ回し蹴りからガードを取ったナカハラ。蹴りで優勢だったが、最後に下になったことがどのようにジャッジが判断するか。
2R、左ミドルを蹴るワロに対し、オーソに構えたナカハラが右ミドル。ワロがオーソに戻すと、右ローを蹴っていく。ワロが左をヒットさせ、一瞬動きが落ちたナカハラが逆にワンツーを打ち込み、組んでケージに押し込んでいく。組み合うとワロの大きさが目立ち、逆にボディロックからテイクダウンを許してしまう。
すぐに立ち上がったナカハラはシングルレッグを切り抜けて離れると、スピニングバックキックから右ストレートをヒットさせる。さらにスーパーマンパンチを当てたナカハラは再び右を振るって、シングルレッグからクリンチの展開に持ち込む。ナカハラの小外掛けを防いだワロがダブルレッグを仕掛けたところで、2Rが終了した。
最終回、ローを蹴り合った両者。ナカハラの右前蹴りがワロの顔面に届く。ともにスイッチを織り交ぜて制空権争いを続けるなか、ナカハラの左ローに続くワロのローが急所に。再開後、ジャブを打ち合いナカハラはローを入れるも、ショートの連打に後退する。右ストレートを額で受けたワロが左フックをヒット。ナカハラはサウスポーに一旦スイッチし、即オーソに戻す。
ワロはここでも右オーバーハンドを当てて、勢いで上回る。ナカハラは最後に旋回しながらの蹴りを見せるも、印象点を稼ぐには至らないだろう。2Rはナカハラ、3Rはワロ、初回がどのように判断されるか──結果、スプリットでワロに凱歌が挙がった。