【UFN106】序盤の2Rを失ったルノーが、3Rをビッグラウンドにしドローに持ち込む
<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー(米国/13位)
Draw.1-0:29-28.28-28.28-28
ベチ・コヘイア(ブラジル/9位)
ルノーの右ミドルをキャッチして右のパンチを2発放ったコヘイア。ルノーの蹴りにコヘイアがパンチを合わせようとする展開が続き、ルノーは左ジャブを伸ばすように。コヘイアは右ローもキャッチを狙うも、足を引き戻される。踏み込んで左ミドルを蹴ったルノー、続く接近戦でコヘイアが組みつきケージに押し込む。離れても、すぐにケージ際での組み合いになる。
残り90秒を切って離れた両両者、ルノーは左ジャブを続け、コヘイアが右ロー、そして右フックを狙う。手首を返した素早い左を見せたルノーがワンツー、下がったコヘイアに右ミドルを入れる。しかし、続く前進にダブルレッグを合わされたルノーは背中をつけた状態で初回を戦い終えた。
2R、ルノーのローのタイミングで組み付いたコヘイアは、ケージに詰めて右フック。ルノーが左腕を差し返してくると離れて、右が伸ばす。左のカウンター、右のロングと決めたコヘイアは、スピードが落ちたルノーの組みを簡単にかわす。パンチで前に出るコヘイアがアッパーを決める。ダーティボクシングで左を入れて離れたコヘイアがワンツーからスリー&フォーをボディと顔面へのコンビで決める。
ルノーも右アッパーを返したが、直後にローをキャッチされシングルレッグでテイクダウンを奪われてしまう。三角狙いを防いだコヘイアが、両ヒジを同時にボディに落とし、顔面のパンチへ。この回は確実にコヘイアのモノとなった。
3R、ルノーの右ハイを被弾して動きが止まったコヘイア。その蹴りでバランスを崩していたルノーが立ち上がってパンチでラッシュを掛ける。シングルレッグに出たコヘイアだが、ルノーはこれを切りながらパンチをボディに入れバックに回る。引き込んでガードを取ったコヘイアはハーフガードを取るが、足を吹かれてマウントを奪われる。
パンチを受けて暴れるコヘイアに、エルボーを落とすルノーは、鉄槌を続ける。それでもシングルでトップを取りにいったコヘイアを潰したルノーがパンチから再びマウントへ。ここでもコヘイアはシングルに出る。ルノーはエルボーを打ち込み、引き込んだコヘイアからサイド、バックマウントへ。
パンチを後方から入れてRNCを狙うルノー、ピンチのコヘイアをブラジルのファンが声援で後押しする。バックマウントから逃れることができないコヘイアに対し、ルノーはアゴを引っ張るえげつなさを見せる。ならばとコヘイアは頭を押し付け、タイムアップまで粘る。
試合終了と同時にコヘイアはお尻を振って勝利をアピール。ただし、最終回はビッグラウンドの可能性もあり、28-28がついてもおかしくない。結果、28-28が2票でマジョリティ・ドローとなった。